ひふみラボ note
投資信託「ひふみ」を運用するレオス・キャピタルワークスの公式noteです。ちょっととっつきにくいと思われがちな「投資」のこと、「お金」のこと。本当の楽しさ、おもしろさを伝えたくて、あれこれ研究していきます。金融商品取引法に基づく表示等 https://bit.ly/2On4z9V
記事一覧
【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #29
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第三章 飛躍のドイツ留学 (13)
一日一ページの執筆静六は今で言う副業の先駆者であった。
彼は『私の財産告白』の中で、こう語って副業を推奨している。
〈サラリーマンが金を作るには単なる消費面の節約といった消極策ばかりでは充分ではない。本職に差し支え無い限り、いや本職の足しになり勉強になる事柄を選んで、本職以外のアルバイトに努めることである。(中略)給与よりも投資や副業の収入が
【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #28
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【銀行王 安田善次郎】
第三章 飛躍のドイツ留学 (12)
四分の一天引き貯金静六は帝国大学の助教授になった二十五歳の時、人生計画を次のように定めた。
四十までは勤倹貯蓄、一途に奮闘努力して一身一家の独立安定の基礎を築く。六十までは専心究学、大学教授の職務を通じてもっぱら学問のため国家社会のために働き抜く。七十まではお礼奉公、七十からは山紫水明の温泉郷で晴耕雨読の楽隠居。
【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #27
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【早稲田大学の前身東京専門学校のまわりの風景】
第三章 飛躍のドイツ留学 (11)
早稲田大学と実業之日本社・増田義一静六は帝国大学の講義だけでも大変であったにもかかわらず、大隈重信の依頼により、東京専門学校課外(科外)授業の講師を引き受けている。
明治十四年の政変で下野した大隈がその翌年に設立したこの学校は、いの一番に政治経済学部を設けたこともあって反政府勢力の養成機関と見な