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【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝

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第14回山本七平賞を受賞され、100年経営の会顧問や、日本将棋連盟アドバイザーなど、多方面でご活躍されている作家・北康利先生による新連載企画です。 日本林学の父、公園の父と呼ば… もっと読む
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#イチョウ

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #63

前回はこちら↓ 第五章 人生即努力、努力即幸福 (9) 東京都とイチョウ首賭けイチョウや東大正門のイチョウ並木もそうだが、以前から静六はイチョウという木に思い入れがあった。 ドイツでイチョウはゲーテの有名な恋愛詩「イチョウの葉」にちなみ、しばしば〝ゲーテの木〟と呼ばれている。ゲーテは六六歳の時に二五歳も年下の人妻に恋心を抱き、イチョウの葉とともにこの詩を贈ったのだ。静六が、イチョウを自分のドイツでの甘酸っぱい思い出と重ね合わせていたかどうかは定かではないが…。 帝都復興事

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【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #48

前回はこちら↓ 【犬と散歩する女性と首賭けイチョウ】 第四章 緑の力で国を支える (18) 首賭けイチョウ日比谷公園に関する静六のエピソードの中で最も有名なのが〝首賭けイチョウ〟にまつわる逸話だろう。 話は日比谷公園開園の少し前にさかのぼる。今の日比谷交差点近くの朝日生命日比谷ビルの角あたりにイチョウの古木があった。 ちょうどこの時、日比谷通りの拡幅計画があり、移植するには大きすぎるというので切り倒されることになった。 そして静六は、まさに切り倒そうとしている現場に通りか

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