【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝

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【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #18

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #18

前回はこちら↓ 【本多静六、一八九〇年四月二九日にマルセイユに到着】 第三章 飛躍のドイツ留学 (2)三等船室での渡航明治二三年(一八九〇)三月二三日、この日は、前夜来の雨もあがって晴れ渡り、早くも咲き始めた芝公園の桜が青空に映えて美しかった。待ちに待った留学の日。静六の胸の高鳴りがいかばかりのものであったかは想像に難くない。 午前五時半、芝区新堀町の自宅を出て新橋駅へと向かった。 駅には松野先生以下の学校関係者、島邨家で幾何を教わった細井均先生など、多くの見送りの人が集

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