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「人と時間」「人と環境」をテーマに人々の暮らしを支えている ひふみの社会科見学・アマノ

アマノ株式会社はタイムレコーダー、勤怠管理システム、駐車場ゲートシステムや業務用清掃機・床面洗浄機などを提供しており、特にタイムレコーダー、駐車場ゲートシステムでは圧倒的なブランド力とシェアを持つメーカーです。

1931年に国内初のタイムレコーダーを世に送り出して以来、アマノの事業領域は拡大しています。わたしたちの生活の中で、よく見かける製品から、あまり見かけない工場や公共施設等で活躍している製品まで、「人と時間」「人と環境」をテーマとしてグローバルに事業展開している会社です。

今回の「ひふみの社会科見学」では、アマノの相模原事業所を訪問しました。

個人投資家に向けて本邦初公開となる工場内の様子を見学して、パーキングシステム、タイムレコーダーが生産・組立されて出荷されるまでの過程をご説明いただきました。

(2019年11月27日/神奈川県相模原市 アマノ株式会社/レポーター:マーケティング・広報部 桜井靖子)

「ひふみの社会科見学」とは?

「ひふみの社会科見学」とは、投資信託「ひふみ投信」の残高をお持ちの個人投資家の方が、レオス・キャピタルワークスのメンバーと一緒に、実際に企業へ訪問し、現場の空気や働く人、商品、サービスなどに触れ、経済や投資、企業を身近に感じていただく見学会のことです。

“投資する”ということは単にお金を出して金銭的なリターンを得ることだけではありません。投資の本質とは、企業活動とそこに関わる人々を応援し、経済全体へ貢献していくこと。訪問先の企業で働く方の思いや企業の持つ技術力などに触れながら、投資という行動がどのような循環で社会に貢献していくのか、その一端を体感いただくことが目的です。

アマノ初の個人投資家向け見学会

京王線・JRの橋本駅からアマノ相模原事業所へ。当日はちょうど雨も上がり、ご出席予定の全員の方にお越しいただきました。専用バスで橋本駅南口から約25分で相模原事業所へ向かいます。

なお、今回バスに乗っていただいた場所付近は、リニアモーターカー橋本駅の建設予定地です。リニア新駅に向けて発展・開発が進んでいました。

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今回、社会科見学に同行したのがレオス運用部のシニア・アナリスト、栗岡大介です。冒頭、栗岡から皆様へご挨拶と社会科見学の概要説明を行ないました。

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栗岡:
「初めてアマノ様を訪問したのはちょうど3年前の2016年10月、アマノ本社への突撃訪問取材の時でした。横浜の菊名にある本社には“談笑快事”と書かれた石碑がありました。わたしたちの会社、レオスでも“一日一笑”を掲げ、同じように笑うことを大事にしています。共通点があると感じました。

当時社長、現・会長の中島様は、豪快に笑う方でした。本日こちらに座っておられる現社長の津田様も、部下と上司がどうしたら良い関係をつくれるかを熱心に考えていらっしゃいました。津田社長のお隣に座っている、中黒執行役員は元人事部長でアマノの生き字引のような方です。これまで人事として社内の働きやすさ、工場現場での女性の働きやすさを改善され、そして熱く相模原愛を語られます。後ろに座っておられる井原取締役員は経営企画のトップとして、数字、会社についてわかりやすくお話いただいております。

今、ここにおられる方々は文字どおり、アマノの成長をつくっていらっしゃる方々です。今回、社会科見学をお願いしたのは、アマノ様が“人”をとても大切にする会社だからです。ぜひ皆様にもそのことを知っていただきたいと思いました」

続いて、アマノ株式会社の代表取締役社長・津田博之様が登場!ご挨拶と企業紹介を社長自ら行なってくださいました。

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津田社長:
「皆様、ようこそお越しいただきました。実は、アマノ88年の歴史を通じて、個人投資家様をお迎えするのは本日が初めてとなります。我々も不慣れな点もございますが、本日は是非よろしくお願いいたします」

いつの時代も“人”が中心のアマノ

創業は1931年、アメリカで作られたタイムレコーダーを輸入・改善して、国産第1号のタイムレコーダーを作ったところから始まりました。

現在のアマノの事業内容は約7割がパーキングやタイムレコーダーなどの時間情報システム事業、残り3割がクリーンシステムなどの環境関連システム事業です。「働き方改革」のツールとして、働きやすい職場・環境を作っていきたいという思いで事業を展開。事業会社はもちろん、近年は学校や病院などの医療現場でも活用が広がっています。ダイレクト販売・ダイレクトサポートにも力を入れており、お客様のニーズを直接、製品作りに生かしています。

アマノグループは、単独では社員数約2000名、国内外27のグループ会社があり連結では約5200名。業績は2011年から9期連続の増収増益を達成しており、2020年3月期にむけても増収増益を目指していらっしゃいます。

津田社長から企業の理念についてご説明いただきました。

津田社長:
「グループの基本理念は「鈍根運(どんこんうん)」。正しい行為とゆるみなき努力を積み重ね、運を切り開いていく、という意味です。「人と時間」「人と環境」の分野で新しい価値を創造し、安心・快適で健全な社会の実現に貢献します、というのが経営理念になります」

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津田社長:
“人”は、我々アマノの事業の常に真ん中にあります。

社章でもあるアマノのマークには3つの矢があり、時間、環境、3つ目は挑戦を意味します。社章を遠目から見ると、“人”にもアマノの“A”にも見えます。我々は“人”を中心に事業を展開している会社なのです」

アナリストの栗岡が話していたとおり、「人」について最も熱く語られる津田社長でした。

パーキング生産繁忙期とアマノ流働き方改革

今回訪れた相模原事業所は、主にパーキングシステム、駐輪場システムを生産しています。街中で見かける黄色のパーキング機器は6割程度のシェアを占めています。

相模原事業所について、元人事部長、現・事業所長の中黒執行役員よりお話いただきました。

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中黒様:
「相模原事業所がある相模原は2027年開業予定リニアモーターカーの新駅の建設、そして企業の運動部の拠点も多く、サッカーとラグビー用新スタジアム建設予定もあります。東京からのリニアに乗り、橋本駅は通過駅ではなく、横浜にも負けないようなスポーツを中心として見どころの多い魅力的な街にしていきたいと盛り上がっております」


また、相模原事業所の生産の現場について語ってくださいました。パーキング機器は受注生産で、お客様からの発注が2-3月にとても多くなり、通常月の倍ほどの生産量となるそうです。日本の「働き方改革」を後押しするアマノは労働の平準化を行ない、残業を減らすためにどのような工夫をしているのでしょうか。

中黒様:
「パーキング機器チームが忙しいときは、タイムレコーダーの組立チームから応援に回れる体制を作りました。忙しい部署が一つの部署に集中するのではなく、繁忙期は全社的に標準化して忙しく、生産担当製品を超えて応援ができる社内体制へと変えられました」

良い商品は良い人が作る、生産工場見学へ

いよいよ工場見学へと移ります。まずは床掃除を行なうロボット洗浄機の実演です。

ロボット洗浄機は主に浜松の事業所で生産されています。ロボット洗浄機は海外メーカー品が多い中、アマノはお客様の要望に合わせてラッピング車両を生産をしたり、ロボット本体の小型化により業務用エレベーター以外の通常エレベーターでの移動を可能にしているのが強みです。

掃除ロボット実演

事前に学習(走行ルートや作業内容を設定)、その後に自動で動く様子を実演いただきました。

操作はマシン本体のタッチパネルはもちろん、担当者のPCやスマホ経由での操作・状況確認も可能。実際にこちらのマシンは空港や、私鉄の駅では電車車両のラッピングされたものが活躍中だそうです。

普段、スーパーや交通機関では閉店後に活躍しているロボット洗浄機の貴重な実演デモでした。

次にタイムレコーダーの生産工程を見学します。主に組立・検査・梱包の現場を見せていただきました。本日の社会科見学のために作っていただいた特製ICカードを使って、タイムレコーダーの打刻体験をしました。

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アマノではタイムレコーダーだけではなく、今回の社会科見学用に用意いただいたタイムレコーダー体験用カードのようなICカード社員証も作られているそうです。

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今回の社会科見学のために特別に作っていただいたICカード(左端)、パンフレット(左から2番目)

続いてパーキング機器の組立現場を見学しました。板金加工、電子実証、モジュールと呼ばれる製品の構成要素の組み立ての後、“総組”という外の本体ケースにモジュールや部品を取り付け、製品が完成します。

パーキング機器IMG_20191127_145807

見学した時、“総組”の行程では実際に女性3人による作業が行なわれていました。以前は大型機器の組み立ては男性のみで行なっていたところ、補助機器などを取り入れることで、女性による作業が可能になったそうです。普段はタイムレコーダーの組み立てをしている女性でも繁忙期にパーキング機器の生産も担当できるようになりました。

最後に、実際にパーキング機器の体験です。デモ機は受注生産される大型商業施設向けのものです。

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利用なさったことがある方はわかると思いますが、大きなショッピングセンターなどでは、入庫時に自動車のナンバープレートを読み取り、事前自動精算を済ませていると、出庫の際に自動でバーが開くようになっています。入庫時に駐車券発行して車両番号を撮像、2つの情報が管理パソコンに送られます。事前精算後に出庫ゲートに車が止まると、車両番号を撮像、管理パソコンで精算済データと車両番号を照合してゲートが開く仕組みです。週末の出庫渋滞の軽減に一役も二役も買っているわけですね。

数字やデータを超えた「働く人・社会への思い」

参加者の皆様からは様々なご感想をいただきました。

■見学用にオリジナルのタイムカードが用意されているなど、伝えたい気持ちが形に表れていて、参加できて良かったと思います。工場に聴覚障害の方々が何人かいらっしゃいました。集中力が必要な仕事だから、ろう者にとって働きやすいだろうと思いました。女性や障害のある方々が働きやすい職場は、全ての人にとって働きやすい場であると思いました。

■会社の理念に共感しました。社長様をはじめとする役員の皆さまの人柄がよくわかりました。いろいろな仕事の効率などをくふうしている事が良かった。

■タイムレコーダー、パーキングと身近なものだったので、作られる工程が見られて良かった。社長・事業所長の熱量が高く、話がおもしろかった。

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タイムレコーダーや駐車場システム、という言葉を聞くと、機械を作っている会社とイメージされる方も多いかもしれません。ですが、アマノはその機械を使う先の「人」と「環境」を見据えている会社なのです。その思いが製品ひとつひとつの仕様や進化に表れているのだと感じました。「良い製品は良い人が作る」という言葉がとても印象的でした。

アマノの皆様、そしてお越しいただきました皆様、ありがとうございました!

今後も、ひふみ投信では、定期的に社会科見学を行なっていきます。ぜひ、皆様のご参加もお待ちしております!(社会科見学はひふみ投信のお客様限定のイベントになります)

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投資信託「ひふみ」を運用するレオス・キャピタルワークスの公式noteです。ちょっととっつきにくいと思われがちな「投資」のこと、「お金」のこと。本当の楽しさ、おもしろさを伝えたくて、あれこれ研究していきます。金融商品取引法に基づく表示 https://bit.ly/2On4z9V