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好きなコスメから考える「投資」。レオスが伝えたい金融教育「投資=応援」

こんにちは。ひふみラボ編集部です。

レオスは以前から多くの学生さん向けに様々な金融教育を行なってきました。
2022年6月「高校特別授業」↓

2023年8月「中学生職場体験学習」↓

そして今回は、2023年4月に開校した「ビューティ&ウェルネス専門職大学」の1年生4クラスの学生さんに「投資は応援」をテーマに授業をしました。
将来を見据えて新しい専門大学でまなぶことを決めた学生さんはどんな熱を持っているのだろうとレオスメンバーも、この日を心待ちにしていました!

今回ビューティ&ウェルネス専門職大学さんでの授業が実現したのは、経済学の授業を受け持つ新井卓二先生と当社代表の藤野が健康経営についての対談を行なったのがきっかけでした。

対談を機に、私たちの様々な金融教育への取り組みを見てくださったという新井先生より、「レオスさん、授業で金融教育をお願いできますか?」とお声がけくださいました。

投資が必要といわれる理由

授業の冒頭は、広報部・仲岡が、どうして投資が必要だと言われているのかをお伝えしました。
NISAや老後資金2,000万円問題をきっかけに投資への関心が高まっています。「将来のために投資を始めましょう」とよく耳にするようになりましたが、学生さんたちにとっては年金問題や老後の問題は、自分ごと化するにはなかなか難しい話題です。

学生さんがご自身の身の回りで起きている変化から投資の必要性を実感できるよう、日本とハワイでスターバックスのコーヒーを1杯飲んだらそれぞれいくらかを比較したり、アルバイトの時給の変化について考えてもらいました。学生さんからも日々の生活の中で値段が上がっているものや、値段はそのままでも中身の量が少なくなっている事例を考えてもらうと、多くの学生さんから「たしかに!」と実感している様子をうかがえました。

どんどん変わりゆく世界の中で、お金にも働いてもらい、少しでも将来のお金の心配を軽減するためにも、若い頃から資産形成を行ない「時間を味方につける」ことが大切であり、投資によって良いお金の流れを作っていくことが世の中全体をゆたかにすることに繋がるとお伝えしました。

お気に入りのコスメから考える

将来に向けて、エステ・化粧品関係・衛生学・セラピストなど美容と健康を専門に学んでいる学生さんに、身近にあるものからわかりやすく投資について考えてもらいたいと思い、今回は、「お気に入りのコスメを3,000円で購入したら、そのお金はそのあとはどこに行く?」をテーマにしました。

多かった回答は「美容部員」さんや、購入した「デパート」など購入時に接点のある場所や人のほか、化粧品のブランド名をひたすら書いたグループもありました。4クラスで共通してでた答えがネット通販の「Qoo10(キューテン)」でした。今の10代の方々はお店に行ってコスメを購入するより、オンラインで購入するケースが主流になっているようです。「TikTokなどでおすすめされているコスメを見て、韓国のオンラインストアで購入する人が多いよ!」と学生さんが教えてくれました。

次のお題は「購入したコスメに関わっている会社を探してみよう!」です。日頃の授業で使用している日本経済新聞の株価一覧から、コスメが手元に届くまでに関わっていそうな会社をさがして書き出してもらいました。証券面にある「東証プライム」のページを見て1,000社以上の会社から探し出します。
とあるグループでは、精密機器・サービスなどの企業の業種でチームメンバーを分担し、たくさんの企業名を書き出していました。やはりどのチームでも資生堂さんやコーセーさんなど化粧品関連で有名で身近な企業でした。皆さんは新聞の証券面を初めて見たようで、「これって、全部会社の名前だったんだ!」「小さい文字が詰め込まれていて目が痛い」など、日々、目を留めなかったページを見ることで、新聞の情報量に改めて感銘を受けているようでした。

レオスメンバーからも少しヒントを出し、販売している場所や商品を運んでくれる会社など、さらに深掘りしたところまで考えてもらいました。
4クラスで一番多く回答がでたグループは100社以上も会社名をあげグループワークは大盛り上がり!
「1位になったチームには景品をプレゼントします!」とお伝えしていたので学生さんたちもやる気満々でした(笑)

お気に入りのコスメに支払った3,000円のその先には、多くの人や企業が関わっており、その方々にお金の流れができることにより様々な会社が成り立っていることを、学生さんたちが自ら考えて書きだしたことで実感できたようです。
学生さんからは、「今まで自分がつかったお金の行き先まで考えたことなく買い物をしていたので、自分の行動一つでここまで多くの会社に少しでも貢献していることを学べるきっかけができて良かった!」と、コメントしてくれました。
「投資」と言うと難しそう、ハードルが高いことだという印象を持たれることがあります。
しかし、商品やサービスを購入する際にデザイン・性能・機能など自分自身の「好き」という気持ちで買い物をすることはその商品やサービスを提供している企業を応援することになります。この行動がすでに「投資」です。応援の数が多ければ多いほど企業はさらに成長できる機会を得て、もっとよい商品、もっとよいサービスが生み出され、私たちの生活や日本がゆたかになっていきます。この循環を感じてもらうことが、実は金融教育では大切だと、私たちは考え、学生さんにお伝えしています。

今から始められるNISA制度を知ろう!

グループワークで学生さんの投資に対する熱が高まってきたところで、NISAについてお話しました。
「NISAについて聞いたことがある人?」と質問したところ、クラスで3人ほどしか手が上がりませんでした。多くの学生さんから、投資には興味があるが、やり方がわからない、詐欺がこわいなどもおっしゃっていました。

18歳以上であれば誰でも始められること、金融機関によりますが100円から始めることを伝えたところ、学生さんから「100円から始められるの⁉」「親がやっているけど私でもできるんだ」など、驚きの声が上がりました。
投資を始めるにあたって気を付けてほしい「投資詐欺」について、「絶対もうかります!」「必ず〇倍になります」など、響きがいい言葉には注意して欲しいこともしっかりメモを取ってくれました。短期で儲けを出すことではなく、長期的な目線で自分にとって無理のない金額で時間をかけて「じっくり、ゆっくり、コツコツ」運用するのが投資において大切な言葉であるとお伝えしました。
実は、この授業の内容が期末試験に出る!と新井先生から告げられていたため、みなさん熱心にメモを取ってくれました(笑)

学生さんコメント抜粋
・企業への応援が投資だと考えると、投資をしてみたいと思えるようになりました。
・前からNISAについては気になっていたので、新NISAについて知ることができて良かったです。また、投資は怖いものというイメージがあったけれど今日の授業を通じて少しずつコツコツお金を貯めていこうと思いました。
・100円から始められると聞きびっくり、私も投資をしてみたいと思いました。
・一つの化粧品を買うだけで様々な場所にお金が流れていることがよくわかりました。投資は自分とは関係のないことだと思っていましたが、少しチャレンジしてみたくなりました。

今回の授業は、新井先生の授業で経済について学び、実際に日本経済新聞も日々の授業で使用されていたこともあり、新聞も活用しながら日本の企業へ関心をもってもらう授業を行なえました。この授業を機に投資を身近に感じていただき、今からできるご自身の将来に備えた行動のきっかけになれば嬉しく思います。
今後もレオスは様々な形でお金や投資が楽しく学べる取り組みを行なってまいります!

※当記事のコメント等は、掲載時点での個人の見解を示すものであり、市場動向や個別銘柄の将来の動きや結果を保証するものではありません。ならびに、当社が運用する投資信託への組み入れ等をお約束するものではなく、また、金融商品等の売却・購入等の行為の推奨を目的とするものではありません。


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