事業計画、仕入れ、決算、高校生がビジネスのリアルを体感!「リアビズ」で心のエンジンを動かす。
こんにちは、ひふみラボ 編集部です。
レオス・キャピタルワークスは、金融知力普及協会が主催する模擬起業グランプリ「リアビズ」へ協賛しています。
元々は高校生が金融や経済の知識を競うクイズ選手権「エコノミクス甲子園」内にあった模擬ビジネス体験型プログラムが好評だったことから大会に発展させたのが「リアビズ」です。
今回はその「リアビズ」の概要や込められた想い、どうしてレオスが応援しているのかを、今年新卒でレオスに入社した経営企画&広報・IR室の林がお伝えします!
ビジネスの“リアル”を競うリアビズ
リアビズはその名前の通り「リアルなビジネス」の大会です。
参加する高校生たちは、事業計画書でのコンペで勝ち残った後、提供された30万円の資金を元手にネットショップの模擬起業を体験します。
10月~12月は自分たちの手でスケジュールを組み、仕入れ先と契約を結んで仕入れを行ない、店舗開設の準備をします。1月には、各自のマーケティング戦略によって商品を販売し、その結果を踏まえ2月に決算書を作成し、3月の最終審査に臨みます。
3月に行なわれる審査はその利益率のみならず、書類の完成度やマーケティング方法にも及びます。利益が良ければいいというものでもないのですね。
チーム編成も本格的です。1次審査を通過した高校生チームは全10チーム。全てのチームには社長、経理部、人事法務部、仕入れ部、広報マーケティング部、監査役(担当の先生)、がいます。
高校生たちは話し合って決められたそれぞれの役割を学びつつ、責任をもって業務を行なっていきます。各チームにレオスの社員が社会人メンターとしてつき、大学生ボランティアが2名いるものの過度な介入は避け、極力、高校生たちが自ら考え行動しています。
このようにリアビズを概観してみると、長期にわたるハードな大会であることが分かると思います…(笑)しかし、こうした実際のビジネス活動に近いことを体験させるのがリアビズの趣旨でもあります。
難しい予算管理・スケジュール・人的資源活用
私もあるチームのメンターをさせていただいています。高校生たちとのミーティングの中で気づいたのは、リアビズを通し高校生たちは大きく分けて3つの難題に直面しており、それがまたこの大会を特徴づけているということです。
1つ目は予算配分です。大会運営から事業資金として提供される30万円というお金は、高校生にとっては大きなお金かもしれませんが、事業を進めるにあたってはあまりにも小さなお金です。ビジネス上の金銭感覚は高校生たちにとって馴染みの薄いものではありますが、30万円をどう使うかという予算の配分は本大会の鍵を握るといっても過言ではないでしょう。
例えば、広告費用も高校生たちが予算配分で頭を悩ませるものの1つです。ネット広告を打つのかインフルエンサーに依頼するのか、それとも経費を抑えて自前のSNS運営で対応するのか。非常に難しい判断が求められます。
2つ目はスケジュールです。決められたスケジュール通りに事業を進めていくことの大事さは言うまでもありませんが、ここに高校生ゆえの難題もあります。それは学校の試験です…!
大会期間が半年弱と長期に及ぶため、その過程で試験期間ともかぶります。中間試験、進学試験、就職試験…。こうした学校行事も加味し、テスト勉強もできてかつ事業も進められるスケジュール管理能力が求められます。
3つ目は人的資源の活用です。担任の先生や親、親の知り合い、友達、友達の親、高校OB等様々な人の助力を乞うことで、参考になるアドバイスが得られることや、ビジネスパートナーが見つかることもあります。高校生であることを活かした人的資源の活用が大事になってくるでしょう。
リアビズは「夢を具体化する」体験
レオスがリアビズを通じて高校生を応援するのは、私たちが考える「投資の本質」に通じるものがあるからです。
投資とは、お金でお金を殖やすことや、マネーゲームではなく、「頑張る人・挑戦する人を応援すること」。
リアビズという場を高校生に提供する想いとして、公式サイトでは以下のように語っています。
こういった体験の場を作るのも、投資のひとつ。
実際のビジネスや役割の体験を通して感じたことは、この先ずっと高校生の心に刻まれていくのではないでしょうか。この先10年、20年先のゆたかな社会を作る芽は、ここから生まれていくのかもしれません。
次世代の起業家の目撃者になろう!
高校生たちが繰り広げる熱いバトル。非常に見ごたえがあると思いませんか?
出場するのは以下のチーム!
以上の10チームになります。皆さんの知っている高校があったかもしれません。
次回から、2回にわたって予選を突破した各チームの広報がチーム紹介を行ないます。
そちらの方も引き続き読んでいただき、ご一緒に高校生の熱いビジネスの行く末を見ていきましょう!