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リアルなお金で起業体験!高校生模擬企業グランプリリアビズを応援する理由

こんにちは、ひふみラボ編集部です。

今年も残すところ2カ月となりました。秋の気配も色濃くなってきて、何となく年の瀬に向けて慌ただしくなる頃かと思います。皆さんにとって、2022年はどのような1年でしたでしょうか。

 さて、今回は、当社が協賛している高校生模擬企業グランプリ 「リアビズ」をご紹介します。リアビズは、全国の高校生が「リアルなビジネス体験」をテーマに、高校生が実際に資金を使い、商品の仕入れ、製作や経理などネットショップの運営を体験するプログラムです。

体験とはいえ、高校生でネットショップ運営にゼロから挑戦するなんてすごいと思いませんか?大会に参加する高校生にとって2022年は「挑戦」の2文字となるのではないでしょうか。
そんな高校生たちの取り組みを、経営企画&広報・IR室の古市がお届けします。


30万円の出資を受けて起業

リアビズとは高校生が開業の出資を受けるところから商品販売までリアルなビジネスを体験できるビジネスプログラムです。今回の実施で3回目の開催となっており、昨年度は経済産業省主催 第11回「キャリア教育アワード」優秀賞を受賞しました。
 
全国の高校から起業アイデアを募集し、1次選考に通過した上位11チームにはリアビズ実行委員会より軍資金30万円が融資され、アイデアの実現に向けた手厚いサポートが用意されます。
 
サポートの中には大会が用意したビジネス研修、社会人メンター制度などがあり、当社も若手社員を中心にメンターとして各チームのビジネスのブラッシュアップのお手伝いをしています。昨年度に引き続き、私もメンターとして大会に参加していますが、自分自身も勉強になることが多くあります。

高校生が企画した商品の販売期間は2022年11月1日から1ヶ月間で、ネットショップで販売します。各チームの商品内容については記事の後半で紹介しているので、各チームの取り組みをぜひご覧ください。

リアビズの詳細については、こちら↓

レオスがリアビズを応援する理由

当社は第1回目の開催からリアビズに協賛しています。私たちリアビズを応援している理由について改めてお伝えします。

「リアルのお金を使ってビジネスをするのがリアビズの面白さです。私たちレオス・キャピタルワークスは投資信託を通じて投資の素晴らしさ・楽しさを日本に広めるために日々活動しています。投資活動の背景には企業活動があり、企業活動の中にはヒトががながす汗や涙など様々な想い、感情が詰まっているんです。私たちがリアビズを応援するのは、学生のうちに企業活動の素晴らしさを学んでもらい、将来起業や就職をする際に役立てて欲しいという想いからです。」

これは、当社の代表取締役会長兼社長である藤野英人が第2回リアビズのグランプリ発表会でお伝えした言葉です。

冒頭にもお伝えしたようにリアビズに参加した高校生は商品の企画から販売まで一気通貫で挑戦します。その過程には大なり小なり、乗り越えなくてはならない課題が山積みです。仲間と議論し、一つひとつ課題を解決する過程はまさに資本市場における企業活動そのものです。
 
藤野の言葉にもあるように、学生のうちから企業活動を体験することで、参加した学生の皆さんが将来、起業も選択肢に入り、就職をする際に企業に就職するだけではなく立体的に捉えることができます。
 
例えば起業するのであれば、一連の流れをリアビズで学んでいるため「どのようにして売上を上げるのか?」「利益を確保するのか?」「コストカットできる販管費はないか?」等の問いを立てながら事業企画を詰めることができます。就職活動をするのであれば、実際にビジネスを経験した嗅覚を駆使して、より詳細な企業分析が可能でしょう。
 
私たちは、これから日本をけん引するであろう若者に投資をすることで、長期的にはそれが様々な形で社会に還元されていくと考えています。

第3回リアビズ1次選考チーム&商品紹介

最後に第3回リアビズの1次選考に通過した11チームと商品紹介させていただきます。商品の内容については当社の社会人メンターがコメントしています。
※11チーム中、2チームについては当社の社会人メンターがチームに参加していないため、リアビズの公式商品ページから紹介文を引用しております。

静岡県立科学技術高等学校 武子 竹から作られた布を使ったエコバッグ

武子(たけこ)」は、巷にあふれるエコバッグが石油由来であることに問題意識を抱き、真に環境にやさしいエコバッグを世に送り出すべく竹を原料にした生地を活用し、天然素材100%で縫製した手提げ袋の企画・販売に取り組んでいます。熱心にプロジェクトに取り組む高校生の皆さんとご一緒できて私も大変刺激をうけています。真に地球にやさしいエコバッグに乞うご期待ください!
(営業部 ラヒミアン ベーラド)

江戸川学園取手高等学校 クレセール コーヒー豆由来の廃棄物で作った植木鉢 

私たち「クレセール」の商品は、廃棄されるはずのコーヒー豆のかすで作られた植木鉢である「クレポット」です。「クレポット」はコロナ禍でお家時間が増えたことから、お家でお手頃に植物を育てられる小さな植木鉢で、お客様の日常に癒しをお届けしたいという考えから生まれた商品です。また、「クレポット」を通してコーヒー豆のかすが廃棄されている現状を知ってもらうことで、環境問題への関心を高めていきたいとも考えています。 (引用元 https://reabiz.jp/?page_id=218)

大宮開成高等学校 ジャスミン ロスフラワーを利用した即席ハーバリウム

チームジャスミンでは、ロスフラワーを用いた「アロマボム」と「アロマキャンドル」の販売を企画しています。廃棄されるはずだったお花がこんなにも綺麗に使えるのだと多くの方々に気づいてもらえるようにとの思いから、見た目や香り、使用用途にとことんこだわっています。スタートから様々な課題にぶつかりましたが、いよいよ販売を迎え、チームメンバーの純粋な思いが詰まった素敵な商品が世の中で販売されるのがとても楽しみです。 
(トレーディング部 伊藤 翼)

海星高等学校 ピュルテ 萬古焼を使ったアクセサリー

チーム・ピュルテでは、三重県四日市市の無形文化財である萬古焼(ばんこやき)を使ったアクセサリーの販売を企画しています。伝統工芸品×SDGsをモットーに、萬古焼と四日市市の魅力を世界中に伝えることを目標にしています。この2か月、商品構成・製造過程の変更などを乗り越え、製品の生産開始まで着実に進んできています。起業することの楽しさや苦しさを少しでもリアルに感じて頂きたいと思っています。
(株式戦略部 松本 凌佳)

大阪府立富田林高等学校 ジョウショウ すだれスマホケース

チームジョウショウは富田林の名産品「金剛簾(こんごうすだれ)」を使ったスマホケースの販売を行ないます。チームメンバーは富田林を愛する3名で構成されており、富田林の知名度向上や人口減少問題解決への力になりたいとの熱い想いで日々活動しています。多くの地元企業様にご協力いただいており、富田林への想いが詰まったクオリティの高い商品になること間違いなしです。商品を通じてメンバーの想いが皆さんに届くように最後までサポートします。
 
(内部監査室 由里 浩大)

東京農業大学第一高等学校 リリート 廃棄野菜由来色素を利用したマーカーペン

チームリリートでは、「書いて『おいしい』をもう一度。食べられることなく廃棄されてしまう野菜を『Re WriEat マーカーペン』のインクとしてふたたび美味しくします。」との考えをもとに、様々な方々・企業さんの協力を得て商品開発を進めてこられました。商品名の「Re WriEat」には、「二回目(Re)は、食べる(Eat)ものを、書く(Write)ことに使う」という意味を込めているそうです。ぜひ応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 (コンプライアンス部 平田 大典)

昭和薬科大学附属高等学校 ゆいゆくる ホウセンカの色素を使ったネイルチップ

「ゆいゆくる」は"てぃんさぐぬ花ネイルチップ"を販売します。「てぃんさぐ」とはホウセンカのことで、沖縄では昔、子供や女性がホウセンカの赤い汁を爪に塗ってマニキュアのように爪を染める風習があったそうです。そんな地元・沖縄の文化、ホウセンカの爪染を、使いやすいネイルチップとして商品化します。自分たちの納得のいく色味や仕上がりになるよう何度もホウセンカの色素抽出を行ない、こだわりの商品を準備しています。ぜひ多くの方に楽しんでいただきたいと思います。
(経営企画&広報・IR室 仲岡 由麗江)
(マーケティング部 沼尾 紗耶)

栃木県立栃木農業高等学校 エコブルーム すべて国内生産の小箒 

私たちの学校がある栃木市は、江戸時代から日光例幣使街道の宿場町として、また、江戸の舟運で栄えた問屋町として北関東の商都と呼ばれていました。その商都には、栃木県の伝統工芸品である座敷箒が地場産業の一つとして地元の人々の生活に溶け込み、座敷箒作りの技術は江戸末期から令和までに至る今日まで約150年間連綿と継承されています。「働き者でべっぴん、整美にして弱ならず」と評され日本中で愛されてきた座敷箒は、なんと約50年使うことができ、美々しい様は実用品としてだけでなく芸術性にも優れます。しかし、1970年以降高度経済成長による生活様式の欧米化で座敷箒の需要は徐々に減少し、箒産業は衰退していきました。また、最盛期に1000人以上いた箒職人は現在県内で2名、原料であるホウキモロコシの生産者も2件になってしまいました。また、荒物問屋さんにお聞きしたところ、主にインドネシアから輸入される原料はこの円安・原油高により高騰し輸入量は年々減少しているとのことです。さらに、環境間題が大きな課題になっている昨今、エコでエシカルな自然由来の一つ一つ職人の手で作る箒は再び注目されています。そこで私たちは、比較的安く簡単に製作できる小箒について研究し販売することにしました。(引用先 https://reabiz.jp/?page_id=274

福岡工業大学附属城東高等学校 アミーみょズ フォトボックス制作キット

「アミーみょズ」は、贈った後はフォトフレームとして使える、地元の伝統工芸である博多織をあしらったギフトBOXの製作・販売を行います。デジタルなやり取りが主流な今だからこそ、送り主の想いや思い出が贈り物とともに残せるギフトボックスという商品を企画した高校生たちの感性に感じ入るものがありました。初めての経験や想定外のことを、力を合わせて乗り越えて形になってきました。ぜひ、多くの方の目に留まるよう最後までサポートしていきたいと思います。
(マーケティング部 兼 経営企画&広報・IR室 田村 啓樹)

上智福岡高等学校 あずも オーダーメイド博多人形 

「あずも」は、博多の伝統工芸である博多人形を広く普及するための商品販売を企画しています。地元の博多人形師の方と協力し、自分だけの博多人形を作れるほか、どの世代もライトにもてる博多ミニだるまという商品もあります。自分の着物姿を博多人形にできるというユニークな商品になっており記念品としていかがでしょうか。この商品が多くの人の元に届くことを願っています。
(債券戦略部 本間 雄揮)

昭和薬科大学附属高等学校 シュシュ ハートの形をしたドリップパックコーヒーコーヒー

シュシュはコーヒーを通して感謝の気持ちを伝える商品を企画しています。お湯を注ぐと熱に反応する印刷(サーマルインク加工)を利用し、普段照れくさくて言葉にできない気持ちを表現します。チーム立ち上げから2カ月、コーヒーの選定、印刷会社との交渉、価格設定等の課題はありましたが当初考えていたアイデアの実現が叶いそうです。私も商品を購入し家族や友人にプレゼントしたいです。
(経営企画&広報・IR室 古市翔太)

皆様も気になった商品はぜひチェックし、高校生たちの想いを応援してくださいね!