「漠然としたお金の不安」は行動したら減ってきた。これまで自分が実際にやってきたことのまとめ

ピースオブケイクでnoteのディレクターをされている平野太一さんによるシリーズ連載、第4回です。

第2回、第3回と、ファイナンシャルジャーナリストの竹川美奈子さんと「資産づくり」の基本を学んだ平野さん。

これまで目を逸らし続けてきたいろんな将来へのお金にまつわる不安。そこにじっくり向き合ってきた2ヶ月間でした。今回は、自分に起きた変化を率直に振り返っていただきます。

お金を増やす手段を給料以外知らなかった数ヶ月前の自分

「貯金がゼロだけどこの先大丈夫なのだろうか」「でもお金を増やす手段は給料以外知らないまま過ごしてきてしまった」という、漠然としたお金の不安を持ちながら、お金の増やし方が分からない、という状態のままスタートしたこの連載。

初回はこんな感じだった。

この連載も第4回になる。連載開始に際して、ファイナンシャルジャーナリストの竹川美奈子さんにお話をうかがったのが4月半ば。そこから約2ヶ月が経ち、これまでやってきたことをリストアップしてみた。

・毎月出ていくお金を洗い出してみること(第2回)
・源泉徴収票から自分の手取り年収を計算すること(第2回)
・手取り年収のうち貯金に回せる余力を試算すること(第2回)
・自分なりのお金自動入金フローを決めたこと(第2回)
・iDeCoでどれだけお得になるのか計算すること(第3回)
・iDeCoの商品を選んで毎月積み立てること(第3回)

支出は家計簿アプリ「マネーフォワード ME」も使って管理するようにしている。

要するに、現状を把握すること・知識を得ること・行動すること。「長い道のりだなぁ」と正直思いながらも、避けていたことから逃げずに、まとまった時間をとって一度計算してみたことが良かったと思う。やってみて初めて分かったことが多かったのだ。

自然とお金に関する情報が集まってくるようになった

深津さんが以下の記事でも書いているように、お金の不安の根源は「知らないこと」

自分の場合は、第2回、第3回で竹川美奈子さんに聞いたこと、お金に詳しい人たちに相談したこと、書籍で勉強したことでベースの知識を得ることができた。

知識があれば不安は減り、次にすべき行動が見えてくるというのは本当だなと思う。それに、お金について調べるようになると、自然とお金に関する情報が集まってくるようになった。

例えば、noteとのコラボイベント(こちら)に自分も参加したのをきっかけに、登壇されていたレオスの藤野さんの本を読んだ。

「お金って好きですか?」「100万円あったら何に使いますか?」「お金がある人は幸福だと思いますか?」など、お金にまつわる身近な質問から、徐々にお金の本質について考えさせられる本。これを読んだあと、お金について考えたり話したりする機会の少なさを実感した。これから周りにもっとフランクに話してみようと思った。

投資信託については、こちら。ピースオブケイクから出ている竹川美奈子さんのスマート新書。

投資信託について概要を学びたい人にぴったりなスマート新書シリーズだ。30分ほどで読み切れるので、この連載の記事を書くときに何度も読み返した。どういうふうに商品を選んでいくのか、そもそもの投資信託の仕組み(運用会社、販売会社、信託銀行が関わり合っている)など、iDeCoをはじめてから読み返したら、より内容が入ってくる。

さらに今、まだ途中だが、藤野さんの『お金を話そう。』の中で紹介されていた本を読んでいるところ。著者は、投資家の村上世彰さんだ。

前に挙げた深津さんの記事で紹介されていた本も待機中。

他にも、noteでもお金に関する記事が目に入ってくるようになった。発信すると、これまで解像度が低かったところがクリアになってくる。素通りしていた道も、いろんな情報が落ちていたのだと気づけるようになった。

資産づくりを学んで初めて知ったこと

資産づくりについていろいろと思い違いをしていたことにも気づかされた。

例えば、これまで「貯金がないと投資しちゃダメ」だと思っていた。最近は、誰でも投資が少額からできるようになったため、貯金をしながら投資もしていくことが可能だと伺ったとき、目の前にパッと光が差したように感じた。

自分のようなミレニアル世代は、将来への悲観に暮れることなく、自動で一定金額を少しずつ貯めていき、長期的に増やしていく方法を試すのがいいのだと知ることができた。

最近、老後の貯金に2000万円が必要だというニュースが話題になった。もし企画をやっていなかったら、このニュースの受け止め方は確実に違ったと思う。2000万円を貯めることがどれだけ大変なのかは実感が湧いていないけれど、今は、正直そこまで心配していない。「なんとなく不安」という状態に対してお金の基礎知識を得て、行動をすることができているから不安が減っているのではないかと思う。

今働いていることを自分なりにがんばって続け、そして、コツコツ貯金・コツコツ投資をすれば、そんなに気にすることがないのでは?と思えるようになった(まだ楽観的なのだけれど)。今後必要になってくる資金(介護費、養育費など)についての具体的な見通しはまだ立っていないが、まずは心構えとしてやっとスタート地点に到達できたかなと感じている。

「iDeCoをはじめたことで、老後のお金の心配をしなくてもよくなり、目の前のことにだけ集中できるようになったことが一番のメリットでした」

と話してくれた編集者の榎本さんのアドバイスを時折思い出す。

まだわかっていないこと、これから学んでいきたいこと

お金のハードルが下がってきたと同時に、より深くお金について、資産づくりについて知りたいと思うようになった。いつか個別株にも挑戦してみたい気持ちも出てきている。iDeCoの商品はひとまず外国株式のインデックスファンドを選んだのだが、その中身は株式ということなので、もう少し自分の好きな会社やこれから推したい企業に投資できたら、もっと世界が広がり、興味を持てるような気がしている。とはいえ、まだ仕事が忙しいため、今の所は欲張らずにiDeCoをコツコツ積み立てていくつもりだ。

貯金ゼロだった自分が、資産づくりについて専門家たちから学んでいくこの連載。一旦はスタート地点に辿り着くことができた。

とはいえ、いざスタートしてみたものの、今後どのぐらい資産が増えていくのかイメージが湧いていないし、iDeCoで選んだ商品についても、まだ完全に理解したとは言えない状態だ。運用報告書を読んでみるとか、どういう観点で商品選びをすればいいのか、というところに興味がある。

次回は、そのあたりの具体的な話をある人に聞いてみることになった。「まさかこんな縁があるなんて」と自分でもちょっと驚いているのだが、話をできるのが楽しみだ。

(次回は7月下旬更新予定)

※当記事のコメントは、個人の見解であり、市場動向や個別銘柄の将来の結果をお約束するものではありません。ならびに、金融商品等の売却・購入等の行為の推奨を目的とするものではありません。
※iDeCoで運用できる商品には、投資元本を割り込む可能性を含むものもあります。

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ひふみラボ note

投資信託「ひふみ」を運用するレオス・キャピタルワークスの公式noteです。ちょっととっつきにくいと思われがちな「投資」のこと、「お金」のこと。本当の楽しさ、おもしろさを伝えたくて、あれこれ研究していきます。金融商品取引法に基づく表示 https://bit.ly/2On4z9V

ミレニアル世代の資産づくり はじめの一歩

ミレニアル世代を代表して、noteのディレクターをされている平野太一さんに資産づくりに挑戦していただきます。 貯金ゼロからのスタートで「お金とこれから」に、向き合っていただきます。
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