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涙あり、笑顔ありの成果発表会!グランプリに輝いたチームは?「第4回リアビズ 高校生模擬起業グランプリ」

こんにちは、ひふみラボ編集部です。

レオスが協賛している「第4回リアビズ 高校生模擬起業グランプリ」の成果発表が2023年12月に行なわれました!夏から全力で大会に挑み続けた高校生の集大成となる成果発表会は、涙が煌めく素晴らしい発表会となりました!
当日の会場、高校生の様子、チームのメンターを務めたレオスメンバーのコメントも含め、グランプリチームのメンターである経理財務部の田崎がお伝えしていきます!

第4回目の選考通過商品はこちら↓

緊張が肌で感じられる発表前


レオスメンバーは社会人メンターとして高校生の皆さんをサポートしていましたが、ミーティングはオンラインで行なっており、成果発表会が高校生の皆さんに初めて直接会う場だったのでわくわくしながら会場に向かいました!

会場では、各チームそれぞれ最終プレゼンテーションの確認を行なっていました。いつものミーティングでは笑顔があふれていたのですが、当日は緊張やグランプリを取れるかどうかという不安な気持ちが表情に出ていて、会場の雰囲気はとても張り詰めたものでした。

成果発表は各チーム5分間の時間が与えられ、審査員に向けてどのように活動し、どこに力をいれたのか、最終の売り上げはいくらだったのか等の数値を発表します。ただ売り上げが良かったチームがグランプリに選ばれるのではなく、活動の過程やチーム力、プレゼンテーションを見たうえでグランプリを決定するため、成果発表は各チーム最後のアピールの場となります!

開会式のあと、さっそく成果発表スタートです。
1組目のグループ「京藤幕府(千葉敬愛高校)」が壇上に上がってからプレゼンテーションを開始するまでの間、その静寂から高校生たちの緊張感が伝わり、私まで緊張してしまいました。特に1組目はものすごいプレッシャーだったと思いますが、いざプレゼンテーションが始まると、堂々とした話しぶりで、また寸劇を交えるなどの工夫もあり、見ごたえのある素晴らしい発表でした。

2組目以降の模擬企業のプレゼンテーションに関しても各グループの色が出る工夫がなされていて素晴らしく、沖縄県の「琉球香歌(那覇商業高等学校)」は三線を奏でるなどして審査員の目を引き付けていました。

彼らのプレゼンテーションを見てすごいと思った点は、完成度もそうですが、特に、大勢の知らない大人に囲まれるプレッシャーの大きい環境で堂々と発表をしていたことです。この姿勢は、社会人の自分にとっても、見習うべきだと思いました。


第4回リアビズ グランプリに輝いたチームは?

いよいよグランプリの発表です。

グランプリは、地元・富田林の伝統技術で作られた海老芋をつかった「海老芋炊き込みご飯の素」を販売した「ぷるーとん(大阪府立富田林高等学校)」でした!


発表の瞬間、彼女たちは飛び上がって喜び、涙を流していました。
彼女たちが本気でグランプリを目指して半年間活動していたことを知っていたので、私自身も喜びと安堵の気持ちでいっぱいになりました。特に販売期間は大変だったと思います。販売期間中には修学旅行があり、販売に割く時間が更に限られていました。また、ネット販売と手売り販売を同時並行して進める必要があるため、作業をうまく分担して進めなければなりませんでしたが、彼女たちはシフトを作成し効率的に作業を進めていました。1か月という限られた販売期間で「ぷるーとん」の5人が欠けることなく常に全力で自分たちの商品を多くの方にお届けできるように活動を行ない、666個を完売することに成功しました。様々な工夫をしてネット販売と手売り販売の用意分を完売させることができたのは、5人のチームワークがあったからだと思います。そんな 彼女たちの努力を身近で見てきた分、彼女たちの努力が報われて本当に良かったです!


グランプリは審査員6人による投票により決定されます。なんと満場一致で「ぷるーとん」に票が入ったそうです。
手書きの手紙で広報活動していたことが特に好印象だったとのことです。
当社代表の藤野も審査員を務め、「(販売当初は3合用のみの販売だったが)幼稚園からの依頼に柔軟に応じて一升分の商品を用意するなど、お客様の意向に合わせて商品を提供していたのが素晴らしい」とコメントしました。私も「ぷるーとん」の皆さんの地道な努力が評価されてとても嬉しく、誇らしい気持ちでいっぱいになりました。
また、「ぷるーとん」の「海老芋炊き込みご飯の素」の販売はこのリアビズで終了ではなく今後も継続して販売されることになりました!継続販売での売り上げの一部は、ネパールの、学校に通えない子どもたちの奨学金として寄付することに決定しました。

レオスメンバーから見たそれぞれのリアビズ

リアビズへのエントリーから成果発表会まで、各チーム様々なドラマがありました。
各チームを担当した当社メンターのコメントをご紹介します。


株式戦略部 松本さん 「ルーキーズ(成蹊高等学校)」
今回私が参加したチームは、感覚過敏の方でも楽に着られる洋服を作りたいという目標を掲げ、商品の企画・製作に取り組みました。限られた時間で満足のいく商品を作り上げることができず、今回は残念ながら販売に至ることができませんでした。しかし真剣に商品価値を検討した上でのピボットも高校生の皆さんにとって非常に良い経験になったのではないかと思います。皆さんの今後のさらなるご活躍をお祈りしております。 

リスク管理部 劉(りゅう)さん 「茶々(埼玉県立所沢西高等学校)」
私が担当したチームの皆さんは、光る消臭剤という綺麗な見た目と防災時に役立つ実用性、廃棄品から作れるという環境配慮を兼ね備えた作品の製作販売に挑戦しました。販売にはやや苦戦しましたが、オンライン販売より手売りが効果的とわかると残り3日というタイミングにも関わらず手売り機会を追加で設け、また赤字見込みが濃厚であったにも関わらず粘り強くSNS広告を活用して黒字化させた等、大いに驚かされました。今回の経験が実生活にも活きることを祈っています。

広報部 池田さん 「京藤幕府(千葉敬愛高校)」
初めてリアビスに参加して思ったのは「高校生の皆さんがうらやましい!」ということです。高校生の時から起業、ビジネスのリアルな体験をし、今後の将来の選択の幅を増やせるリアビズは本当に素敵なプログラムだと感じました。京藤幕府は学年が違いながらも全員で同じ目標に向かい、素敵な商品の販売過程を達成できたことは、今後の挑戦することの自信に繋がると感じています。リアビスを通じて学んだことを礎に皆さんのご活躍を祈っています。

マーケティング部&経営企画部 田村さん 「サスティナブラザーズ(江戸川学園取手高等学校)」
高校生たちが当初の想定と現実とのギャップに直面しながらも、その度に軌道修正をして良いものをお届けするために努力する姿が印象的でした。その姿に、私自身も改めてビジネスの本質を考えさせられました。また、メンターを務めたチームは「廃棄傘を減らす」という目標を掲げていましたが、リアビズ終了後も残った傘を無駄にしない方法を真剣に考えており、その“生真面目さ”には学ぶべきところが多くあると思います。
今回のリアビズを通して、「こんな高校生がいる日本の未来は明るい」そう思わせていただきました。
人事部 山森さん
今回のリアビズでは、廃棄予定のビニール傘を自分たちの手で再生したバッグとハンガーを販売したチームに社会人メンターとして参加しました。SDGsに課題感を持って活動に取り組み、自分たちのアイディアで壁を乗り越え商品をより良いものに仕上げていった高校生たちのエネルギッシュな姿に社会人メンターという立場ながら多くのことを学ばせていただきました。高校生たちにとっても今回のリアビズの活動が今後の人生の糧となってくれれば幸いです。

ひふみ営業部 酒井さん 「琉球香歌(那覇商業高等学校)」
私は、沖縄名産品をテーマとしたお香を販売するチームのメンターを務めました。「新たな沖縄のお土産をつくる」という目標のもと、商品の開発から販売まで、真剣に取り組みました。成果発表会のプレゼンも工夫を凝らした、素晴らしいものでした。時にぶつかりながらも、互いにコミュニケーションをとり、協力して課題解決に取り組んだ経験は、学生の皆さんの大きな成長につながったのではないでしょうか。皆さんのさらなるご活躍をお祈りしております。


私は今回リアビズに初めて参加しましたが、高校生たちの行動力に終始驚かされました。彼らはビジネスに不慣れな中、困難を乗り越え、何組かは実際に利益を出すことにも成功しています。今回の活動を通じて、ビジネスのことはもちろん、その他多くのことを学んだのではないかと思います。そうした彼らがうらやましくもあり、彼らがこれから歩んでいく将来が非常に楽しみになりました。
改めまして、参加した全ての高校生たちに、大きな拍手を送りたいです!お疲れ様でした。そして、素晴らしい挑戦を見せてくださりありがとうございました!