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異動辞令は音楽隊!完成披露試写会レポート

こんにちは。ひふみラボ編集部赤池です。

7月28日(木)、ひふみが特別協賛する映画「異動辞令は音楽隊!」の完成披露試写会が開催され、本作の脚本・監督である内田英治監督、主演の阿部寛さんをはじめとしたキャスト陣が出席し舞台挨拶を行ないました。

日本で一般の方々に初めて映画をお披露目する場にレオスからもお客様、代表の藤野をはじめ数名の社員が参加しました。

今回は、高校時代吹奏楽部でトランペットを担当していたマーケティング部の赤池が当日の様子をレポートします!

豪華キャスト陣のプロ魂

試写会には内田監督、主人公・成瀬司役の阿部寛さんのほか、
警察音楽隊でトランペットを演奏する・来島春子役の清野菜名さん、
成瀬の後輩刑事・坂本祥太役の磯村勇斗さん、
自動車警ら隊と音楽隊を兼任するサックス奏者・北村裕司役の高杉真宙さん、
成瀬の娘・法子を演じる見上愛さんが出席し、ご自身が演じる役柄への想いや撮影中のエピソードを語りました。

音楽隊員を演じた阿部さん、清野さん、高杉さんは、それぞれがなんと楽器演奏初挑戦とのこと。
阿部寛さんは当初オファーを断ることも考えたそうですが、「ミッドナイトスワン」で日本アカデミー賞を受賞した内田監督とそのチームが作る次の作品がどんなものか気になり、オファーを受けることにしたそうです。

3か月間自宅でも練習したという努力の甲斐もあり、演奏シーンにおいて、手元は吹き替え(プロなどの演奏に差し替えること)なしで撮影したそうです

ご自身は音楽隊員ではない磯村さんは、音楽隊の団結力を見て「俺は何やってんだろう。(自身が演じる坂本は)早く犯人を追いに行けよ!」と思わず思ってしまうほど、演奏シーンに心打たれたようでした。

キャストが楽器演奏に苦戦する姿や一生懸命練習する姿に内田監督は「申し訳ないお願いをしてしまったな……」と感じたそうですが、いざ撮影がスタートすると完璧に演奏できていたという皆さんのプロ魂を垣間見ることができました

そのほか、阿部寛さんが撮影中に飛んできたクワガタをポケットに入れていたなどチャーミングなエピソードで笑いに包まれた温かな舞台挨拶でした。

いざ、上映!

舞台挨拶後、いよいよ映画の上映です。

映画のストーリーについて詳細はお伝えできないので、ぜひ皆さんに劇場でご覧いただきたいのですがあらすじはこちら↓

映画のあらすじ
部下に厳しく、犯人逮捕のためなら手段を問わない捜査一課のベテラン刑事・成瀬司。高齢者を狙ったアポ電強盗事件を捜査する中で、令状も取らず強引な捜査を繰り返した結果、広報課内の音楽隊への異動辞令が発令されるという「青天の霹靂」から始まります。
辞令を受けて着任するとそこにいたのは、覇気のない音楽隊員たち。そして、成瀬に命じられたのは、パーカッション(打楽器)です。いままでとは大きく違う環境で、完全に場違いな成瀬はどうにも腑に落ちません。そこから成瀬はどう変化していくのでしょうか・・・・・・

この映画はところどころで思わず笑ってしまうようなシーンもあり、時折笑い声も漏れ聞こえてきます。

作中にはブラスバンドの定番曲も散りばめられており、学生時代に自分も演奏した曲には思わず指が動いてしまうほどの大興奮(笑)です。

そしてエンドロールにはレオスとひふみのロゴが結構なインパクトで登場!!!!
これにはレオスメンバーも大感動でした(笑)

上映後は前向きで爽やかな気持ちになりながらも、登場人物の変化の過程を見て「自分だったらどうだろう?」と考える余白のある作品でした。
(隣で観ていた広報・桜井は目が大洪水でした…)

何が大事かは人それぞれ

本筋のストーリーや音楽ももちろん注目ポイントですが、私は登場人物それぞれの感情の変化や、それによる周囲の人たちとの関係性に注目して観ていました。

成瀬が考える「警察官像」と周囲が考えるそれとのギャップや、
今自分が置かれている環境を素直に認めることができない苦しさ、
理想の自分と正面から向き合えない葛藤など、自分ではどうにも解決できないことにぶつかった時の人たちがそれぞれの立場で描かれています。

私はこの映画で、自分から見えているその人の姿はその人の一部でしかないんだと改めて実感しました。

異動当初の成瀬は「刑事」じゃない音楽隊員を軽視しますが、音楽隊員の職業観も様々です。
音楽隊にいるから警察官としての誇りを持っていないわけではないし、
音楽隊員であることに誇りを持っている人もいるし、
そもそも「誇り」よりも大事にしたいことがあるのかもしれない。

人は主観というフィルターを通してしか何かを判断できません。
しかも見る切り口(見る場所が職場なのか、家庭なのか、友人関係なのか、など)や見る側の経験や環境、その時の時流や気持ちによっても答えが変化することがあります。
ではどのような判断を行なうのが正解なのでしょうか。もしかしたら絶対的な正解はないのかもしれません。

しかしながら、いつの間にか自分で「これが正解」だと決め、視野を狭めてしまっていることがあるのかもしれないなと、自分を振返りました。
様々な「決めつけ」が自分も周囲も苦しくしてしまうので、主観は捨てられないことや自分が必ずしも正解でないことをしっかりと自覚したうえで、相手を「理解」するけれど「ジャッジ」はしないようにしよう、とこの映画を通して考えました。

映画はもうすぐ公開!

さて、ここまで個人の感想が続きましたが、楽しみ方、感じ方も人それぞれです。

音楽を楽しみたい、
ストーリーを楽しみたい、
好きな俳優さんの姿を見たい、
人生をより良く生き抜くためのヒントを見つけたい
いやいや、とりあえずフラットな気持ちで見に行きたい

など、それぞれの視点で楽しむことができるエンターテイメントです!

劇場公開は2022年8月26日(金)です。

ぜひ皆さんもご家族やご友人と一緒に劇場に足を運んでいただき、お互いにどんな感想を持ったのか話してみてください!

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