上場セレモニーの様子を公開!私たちらしさがにじみ出た1日。
こんにちは、ひふみラボ編集部です。
2023年4月25日、私たちレオス・キャピタルワークス株式会社は東京証券取引所グロース市場へ上場しました。
ひふみラボnoteでは、「レオスはなぜ上場するの?」「企業が上場するってどういうことなの?」といった疑問に答えることで、より深く私たちのことを知っていただきたい。そんな想いで、「私たちの上場ストーリー」をお伝えしています。
第3回は、上場当日のセレモニーの裏側をレポートいたします!
当日は朝から幹事証券会社への訪問や個人投資家向けニュースメディア「Stock Voice(ストックボイス)」への出演、東京証券取引所でのセレモニー、記者会見など、怒涛の1日を過ごします。
今回は、上場プロジェクトを担当する部署である経営企画&広報・IR室の仲岡、田村、桜井、当日セレモニーに立ち会ったマーケティング部の鈴木、松永に裏側をたっぷり聞いてきました!
レオスの上場ストーリーはこちら↓
セレモニー前
――上場当日は主幹事を務めてくださった証券会社さんへの訪問からスタートしましたが、そこではどんなことをしましたか?
仲岡:証券会社の方がマーケットへの船出のお祝いにと本社に招いてくださり、初値がつく瞬間を共にします。レオス株は買い気配から始まったので株価ボートを見ながら気配値(けはいね)が表示されるのを確認しました。レオスの株価が公募価格の1,300円を上回る推移をしていたこともあって、安堵の気持ちもありとても雰囲気はよかったですね。
上場するのが他の業種の企業だとその株価ボードの見方から説明するそうですが、レオスは運用のプロなので、「説明どうしますか……?」という感じで(笑)そこは運用会社である当社ならではかもしれませんね。
仲岡:その後、トレーディングルームにご案内いただきました。通常は入ることのできない場所なのですが、トレーディング業務に関わる方々がたくさんいらっしゃり、私たちが入ると同時に皆さんが立ち上がって拍手を送り続けてくださいました。広いお部屋なので回りきるのにそこそこの時間がかかるのですが、その間ずっと拍手してくださっていて、ありがたかったです。そして、マーケットの一員になったんだと実感した瞬間でもありました。
つづいて、代表の藤野はストックボイスに出演し、今後の経営ビジョンなどをお話しました。
内容はYouTubeでもご覧になれます!
――藤野さんのストックボイス出演の裏では、ほかのメンバーはどんな雰囲気でしたか?
仲岡:やっと、和やかな気持ちになれたというか……。前日4月24日の午後に、投資家の皆様の購入資金が当社に振り込まれてきたという連絡を受け、その段階で藤野さんと「明日は大丈夫そう(無事に上場できそう)だね」とお話ししました。
田村:やっと、ですね(笑)
仲岡:それまでは役員も私たち自身も「本当に上場できるのか」と確信が持てなかったですし、なんなら当日も副社長の湯浅さんと「システム障害などが起きないといいね」と話していました。本当に最後の最後まで、手放しで喜べませんでした。
――それは2018年に直前で上場を取りやめたという背景もありますよね。
仲岡:そうですね。私も田村さんもその時はまだ入社していませんでしたが、今回の上場準備をする中で、プロジェクトメンバーの雰囲気からもその時の恐怖というか、トラウマみたいなものをずっと感じていました。気を緩められる瞬間は私たちを含め全員、まったくありませんでしたね。
本当に万が一のことを考えて、ありとあらゆるニュースリリースの準備をしていたくらい(笑)
上場当日までのこの緊張感は、一度上場を直前で断念したことがある当社独特のものかもしれませんね。
打鐘は「〇〇順」
――ここから東京証券取引所に移動し、いよいよ上場のセレモニーですね。
仲岡:セレモニーでは、企業の繁栄を願い「五穀豊穣(ごこくほうじょう)」に由来して5回鐘を鳴らします。社長1人が5回鳴らすケースもあれば、5人が1回ずつ鳴らすケースもあり、レオスは後者です。
事前に鐘を鳴らす順番を申請する必要があり、役員の皆さんと相談しました。創業メンバーから鳴らす案や年齢順に鳴らすという案もあったのですが、最終的には「背の順」か「あいうえお順」になり、「あいうえお順」が採用されました(笑)
――創業メンバーの五十嵐さん、役員の岩田さん、白水さん、藤野さん、湯浅さんの順ですね。
松永:社長がトリを務めるのという会社が多いでしょうね(笑)
藤野さんは「4番バッター」と言っていました!
鈴木:そうなんですよ!
私は会場2階の回廊から写真を撮ろうとスタンバイしていたのですが、「(5番目のトリだと思っていたのに)もう藤野さん出てきちゃった!」と思って焦ってカメラを向けました(笑)
――役職順とかではなく、背の順やあいうえお順という案が出てくるのがレオスっぽいですね(笑)
仲岡:そうですね。発案者は藤野さんです!
――セレモニーを間近で見て印象的だったことはありますか?
鈴木:すごくいい雰囲気でしたね。
仲岡:セレモニーで社員の皆さんと合流して、役員の方々の雰囲気が穏やかになったように見えましたね。
鈴木:すごく嬉しかったのが、鐘を鳴らすときに五十嵐さんが私たちに気が付いてこっちに向かってアピールしてくれたんです。「今から打ってくるよー!」という感じで。実際の五十嵐さんのお気持ちはわかりませんが、嬉しかったですね。
仲岡:藤野さんの鐘の音はひときわ大きかったですね。次の湯浅さんの番が来てもまだ鐘が揺れているくらい(笑)
田村:実はこれには裏話があって、ストックボイスの撮影の時に東証の方と話していて、「あの鐘は思いっきり打っても壊れませんよ」と言われていたのもあるのかもしれません(笑)
仲岡:その後の湯浅さんの打鐘は優しかったです(笑)それぞれの特徴があって面白かったですね。
桜井:セレモニーの服装をどうするか、直前までいろいろと悩みました。レオスらしくスーツやネクタイの色は自由にして、コーポレートカラーの深紅のハンカチーフをお揃いにすることに決めました。「これだ!」という理想の赤色を見つけられて良かったです。
記者会見
――セレモニーのあと、東証の地下にある会場で記者会見が行なわれましたが、会場は満杯だったとか……!
仲岡:そうですね。そこまで大勢の記者さんがいらしてくれるのも珍しいと聞いています。質問もたくさんいただいて、30分で一度会見自体は終了したのですが、その後も個別に質問がある記者さんの行列ができるほどでした。
桜井:中には、ほぼ2003年の創業当初からお付き合いいただいている記者さんも来てくださり、紙面で大きく取り上げてくださったのは本当に嬉しく、感謝したい出来事でした。
桜井:記者会見は予行演習などがありません。実はちょっとしたハプニングにも見舞われたのですが、無事に終えることができてホッとしました!
もう一つのセレモニー
――この日の最後に、社内で祝賀会を行ないました。当社で恒例の“アレ”はやったのでしょうか?
松永:はい!セミナールーム(レオスで一番広い部屋)に鐘を運んで、レオスがIPO企業さんにセレモニーを行なう時と同じように運用本部長の渡邉さんが司会をして行ないました。
渡邉さんが「本日上場したレオス・キャピタルワークスの皆さん、おめでとうございます!」と言って、それに応えて藤野さんが鐘を鳴らしました。
日頃の(社内)セレモニーでは木槌はレオスが用意したものを使いますが、今回は本物の東証セレモニーで使用した木槌です!
いかがでしたか?
資産運用会社として、これまでたくさんの上場企業のビジョン・経営努力を目にしてきたレオスですが、この日を境に私たちもそんな企業の仲間入りを果たしました。
もちろん、ここがゴールではありませんが、2018年の上場取りやめから5年の歳月が過ぎ、少し肩の荷がおりた日でもあります。
たくさんの方々に支えていただいた感謝の気持ちを胸に、さらにパワーアップしたレオスとして皆様と社会のゆたかな未来に貢献できるようつとめてまいります!
次回は、上場に至るまでの社内の様子などをお伝えします! 引き続き、お楽しみください。