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【イベントレポート】「夢を仕事にする」って、どういうこと? 子どもひふみ夏休みワークショップ

こんにちは。ひふみラボ編集部です。

8/25、夏休みの特別企画ということでお子様向けワークショップを開催しました。

テーマは「夢を仕事に」

「働く」ことってなんだろう? 子どもたちに仲間づくりの大切さや夢や希望を持つことの重要性を感じていただきたい、との思いから企画したワークショップだったのですが、何しろわたしたちもはじめての試み。さて、子どもたちは楽しんでくれたのでしょうか…?

レポーターは、7月の「お金を話そう女子会」イベントレポート(こちら)に続きまして、yotsu(ハンドルネーム)さんです。小学校4年生の娘さんとご参加いただきました!イベント参加者の目線で書いていただきました。

* * *

こんにちは。ゲストリポーターのyotsuです。

いつもお世話になっているひふみの勉強会。今回は夏休みの子ども向けワークショップだと知って、小4の娘と一緒に参加させていただきました。

テーマは「夢を仕事に」です。

正直なところ、このお題を前にして娘は「なにやるの?」と疑心暗鬼で緊張気味でした。親としては、普段の家庭や学校などとは違う経験を持ち帰れたらいいな、と軽い気持ちで伺ったのですが……さっそくレポートします。


はじめまして

この日、集まったのは小学4〜6年生の8人の子どもたち。レオスさんの眺めの良いセミナールームには2つのテーブルが。2チームに分かれて、はじめまして、からスタートです。

進行は、レオスの栗岡大介さん。先日「愛」を語っていらっしゃった熱いアナリストさんですね。

「ダイスケお兄さん」こと、レオスのシニア・アナリスト栗岡大介さん

栗岡さんの自己紹介から。ニックネームは“ダイスケ”。好きなことはバスケットボールの試合を見ること、苦手なものは辛いもの(好きだけどすぐお腹が痛くなっちゃうから)だそうです。

続いて、一緒に参加してくれるレオスの“ふじ子”お姉さん、“ふかきょん”お兄さん、そして子どもたちも自己紹介。

「ふじ子お姉さん」こと、レオスのダイレクト営業部、渡邉富士子さん

初めて会ったのに意外に共通点があったりして、だんだん場が和んできましたよ。

「仕事」って何だろう?

まず、最初に投げかけられた「仕事って何だろう?」という質問に、何人かの子が答えてくれました。

みんなの考える仕事とは……
「大人がやってること。楽しいのかはわかんないけど」
「大人がパソコンをカタカタやっている」
「人の役に立ちたいことを、実際に行動していること」
「好きなことで起業すること」

だいたいイメージは共有できてますね。大人が答えても大差ない感じだと思います、はい。でも、「お金を稼ぐ」が出てなかったのは、ちょっと意外かもしれません。「仕事」と「お金」は結びついていないのかな。

「OK、みんなバラバラだけど、それでいいんです。答えがないのが、仕事の楽しさともいえます」

とダイスケお兄さん。意味深なところで次に移ります。

どんな仕事が隠れてる?

テーブルには麦茶のペットボトルがひとつ、課題はこちら。

【Q1:ペットボトルの中に隠されている10のお仕事を探そう】

この1本のお茶ができてここに来るまでに、考えられる「お仕事」をどんどん出して付せんに書いていきます。

これは以前、女性限定「お金を話そう」ワークショップでやったことにも近いです。大人たちはお金の配分について考えましたが、今回はお仕事で考えます。

身近なモノから想像力を膨らませていくことで、子どもたちにも笑顔が見えてきました。

プラスチックを作る、ラベルを作る、ボトルの美味しさを追求する人、持ちやすさを追求する人、キャップ作る人、デザイナーさん、リサイクルマークを考えた人、バーコード作る人、印刷屋さん、原料を作った人、お茶を作る、玄米農家、はと麦農家、重さを測る人、菌が隠れてないか探す人、アレルギーがあるか調べる人、賞味期限を書く人、お客様センター、運送屋さん、スーパーに並べる人、レジの人、CMに出ている俳優さん、プロデューサー、制作会社、そもそもペットボトルやお茶を発明した人!……

お仕事というよりは、○○する人、と役割で考えると見つけやすいようですね。今ここにペットボトルがあるのは、○○する人たちが協力し合っているおかげ、いろんな仕事で社会は繋がっているんだと、イメージできました。

【Q2:ここにあるモノからどんなお仕事があるのか探してみよう】

次にダンボール箱から、いろんなモノが出てきました。今度はここからお仕事探し、一気に幅が広がりましたね。

商品をよく見て、読めるところは徹底的に読む。

どんどん書き出します。ふじ子お姉さん、追いつきません……。

みんなも考えながら、書き書き。

自然と役割分担がされてきて、見つける人と書く人と。効率的!

中身まで拾いきれないのですが、ふせんの数、すごいことになりました。両チーム引き分けくらいです。

親たちもみんなで見てまわったら、「確かに〜」「なるほど〜」と自分が思いもつかなかったお仕事に、驚きがあったり、納得したり。いろんな子たちの視点を共有できるのは、親にとっても新鮮なことでした。

夢って、仕事になるの?

ここからは個人ワークです。

【Q3-1:みんなの「夢」ってなんだろう?】

夢なんて言うと大袈裟かもしれないですが、やりたいこと、好きなこと、で構いません。紙にみんなが今やりたいこと、将来やりたいこと、なりたい姿を書いてみましょう。

10分間は自分と向き合う集中タイム。みんな真剣に考えて、なにやらたくさん書いていました。

【Q3-2:みんなのやってみたいお仕事は?】

次に、やりたいことを実現するためには、具体的にどんな仕事をすればよいか。それぞれの夢に関係する、やってみたいお仕事を考えます。

「私は〇〇がやりたいです。
 だから、〇〇で働いてみたいです/だから〇〇します」
という感じ。

たくさん書いた中から選ぶのも大変ですが、一人ひとつずつ発表しました。

「日本の人口を増やしたい から 政治家になって考えたい」
「マグロをたくさん食べたい から お寿司屋さんになりたい」
「有村架純と友だちになりたい ので ヘアメイクする人になりたい」

……など。

うちの娘は、
「虹を見たい ので パイロットになりたい」
となんだか模範的(?)な発表をしていましたが、
たくさん書いていた中には
「自由になりたい ので 旅人になりたい」
というのもあって「寅さんか!」と親としては面白くなりました。

具体的なお仕事が見えてきたところで、栗岡さんから、名言が。

「やりたいことをたくさん持つと、やってみたい仕事が増えていきます」

子どもたちには「やりたい」がたくさんあります。ひとつひとつを「夢」だと考えれば、関係する仕事の幅は、どーんと広がりますね。保護者の方からは「こんなにあの子にやりたいことがあったんだ!」という声もあがっていました。

また、答えが見つからない夢や目標に対して、栗岡さんからは「仕事って、なかったら作ればいい」というアドバイスも。これには親たちも目からウロコ。確かにそうです!

冒頭の「答えがないのが、仕事の楽しさ」に戻りますが、これからの時代に、既存の仕事に当てはめるのがナンセンスなこともありそうですよね。自分で作っちゃえばいい、ってワクワクします。

「夢を仕事にするには」のまとめです。

アナリストとして日々様々な会社を調査・分析している栗岡さん、こういう人がたくさん働いている会社こそがやはり元気な会社、成長する会社だとも考えているそうです。

すでに社会に出た大人の私たちにも刺さり、皆さんメモを取っていました。うん、まだ遅くはない!

夢を仕事にするには

最後に、みんなでこの映像を見ました。

ご存知の方も多いと思います。2018年6月30日、レオスさんも出資している民間ロケットMOMO2号機の打ち上げは、悲しい結果となってしまいました。ひふみろくんの絵が描かれたロケットが無残にも……正直つらいものです。

でも栗岡さん、「このプロジェクトは決して失敗ではない」と言います。機体を開発したインターステラテクノロジズ社の社長は「ちょっと飛んだんだから成功」とおっしゃったのだそうです。

そして次の映像はこちら。

2019年5月4日、MOMO3号機が宇宙へ飛びたった大成功のシーンです。再度本気で夢にチャレンジした大人たちの、なんと嬉しそうなこと! 前回のショックがあったからこその成功には、感動しかありません。

こうして夢を仕事にして、本気で楽しんでいる大人たちの姿は、子どもたちにも強く印象に残ったことでしょう。

国内初の民間機打ち上げ成功の様子は以下のレポートで詳しく。

さらに栗岡さん、夢を叶えるためのヒントもくださいました。

「やりたいことを家族や友だちに伝え続けていると、手伝ってくれたり、仲間になってくれたりする。夢に近づくんだよ」

これ、たぶん意図してだと思うんですが、親の私たちに向けての言葉でもありましたよね。

子どもたちの「やりたい」が何より大事。私も子どもたちの「好き」や「やりたい」を手助けできる大人でありたい! そう思いました。

最後に、栗岡さんに聞いてみました。

「でも、なぜ投資運用会社がこういう取り組みを行ったんでしょうか?お金のことを教えるんじゃないんですね」

「答えは簡単です。未来を担う子どもたちと一緒に未来を考え、精一杯応援すること。これ以上の投資活動はなかなかないと思うんです。投資ってお金だけの話じゃないですから」

なるほど……!

熱くて深いお話で楽しくナビゲートしてくださった栗岡さん、スタッフのみなさんに感謝です。子どもたちだけでなく、親にも学びの深い機会をありがとうございました。

(ゲストレポーター:yotsuさん →noteはこちら

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