【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝

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【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #06

前回「第一章 勉強嫌いのガキ大将 (3)」はこちら 第一章 勉強嫌いのガキ大将 (4)郷土の偉人・塙保己一埼玉が生んだ三賢人と呼ばれる人達がいる。 盲目の学者・塙保己一(はなわほきいち)、近代資本主義の父・渋沢栄一、日本の女医第一号・荻野吟子(おぎのぎんこ)の三人だ。最近では我らが本多静六も加…

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #05

前回「第一章 勉強嫌いのガキ大将 (2)」はこちら 第一章 勉強嫌いのガキ大将 (3)折原家と不二道孝心講(続き)富士講教主から絶縁を言い渡された後も、友右衛門たちは黙々と〝行〟を続けた。 明治一一年(一八七八)には、埼玉県庁付近の土木工事を〝土持〟の行として行っている。 これに対し、名県令…

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #04

前回「第一章 勉強嫌いのガキ大将 (1)」はこちら 第一章 勉強嫌いのガキ大将 (2) 折原家と不二道孝心講 静六の祖父折原友右衛門は傑物であった。 静六はこの祖父に最も大きな影響を受けたことを、自叙伝『体験八十五年』の中でわざわざ言及しているほどだ。 そんな友右衛門には深く信仰しているもの…

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #03

前回「プロローグ 永遠の森 (2)」はこちら 第一章 勉強嫌いのガキ大将 (1) 折原静六 本多静六は慶応二年(一八六六)七月二日、武蔵国埼玉郡河原井村(現在の埼玉県久喜市菖蒲町河原井)の農家に、父折原長左衛門(通称禄三郎)、母やそとの間の六番目の子(三男)として生まれた。大学生の時、本…

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #02

前回「プロローグ 永遠の森 (1)」はこちら プロローグ 永遠の森 (2)  本多はいわゆる生来の天才ではなかった。秀才でもなかった。ひたすらに努力の人であった。「人生即努力、努力即幸福」という彼の言葉が、そのことを雄弁に物語っている。幼いころの勉強嫌いを克服し、圭角(けいかく)のある性…