ひふみラボ note

投資信託「ひふみ」を運用するレオス・キャピタルワークスの公式noteです。ちょっととっつきにくいと思われがちな「投資」のこと、「お金」のこと。本当の楽しさ、おもしろさを伝えたくて、あれこれ研究していきます。金融商品取引法に基づく表示等 https://bit.ly/2On4z9V

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投資信託「ひふみ」を運用するレオス・キャピタルワークスの公式noteです。ちょっととっつきにくいと思われがちな「投資」のこと、「お金」のこと。本当の楽しさ、おもしろさを伝えたくて、あれこれ研究していきます。金融商品取引法に基づく表示等 https://bit.ly/2On4z9V

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    投資家と考える10歳からのお金の話

    レオス・キャピタルワークス株式会社 ひふみ金融経済教育ラボ,遠田 おと,伊藤 和人(seesaw.)

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【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #48

外出困難でも働けるカフェ 人を拡張するテクノロジーが繋ぐ未来

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #47

「無駄なもの」が自分を作っているかもしれない

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #46

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #45

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #48

前回はこちら↓ 【犬と散歩する女性と首賭けイチョウ】 第四章 緑の力で国を支える (18) 首賭けイチョウ日比谷公園に関する静六のエピソードの中で最も有名なのが〝首賭けイチョウ〟にまつわる逸話だろう。 話は日比谷公園開園の少し前にさかのぼる。今の日比谷交差点近くの朝日生命日比谷ビルの角あたりにイチョウの古木があった。 ちょうどこの時、日比谷通りの拡幅計画があり、移植するには大きすぎるというので切り倒されることになった。 そして静六は、まさに切り倒そうとしている現場に通りか

外出困難でも働けるカフェ 人を拡張するテクノロジーが繋ぐ未来

こんにちは。ひふみラボ編集部の赤池です。 皆さんの周囲で、テクノロジーが進化したことによってこれまで不可能だったことが可能になったことはありますか?どんなことが思い浮かぶでしょうか。 医療、エネルギー、通信、食品、金融… 私たちは日々の生活の中で様々な恩恵を受けていますが、改めてテクノロジーは私たちをゆたかにする、ということを体感できるカフェが東京・日本橋にあります。 そのお店の名前は「分身ロボットカフェ DAWN(ドーン)ver.β」です。お出迎えからテーブルでの接

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #47

前回はこちら↓ 【日比谷公園での優雅なひととき】 第四章 緑の力で国を支える (17) 日比谷公園(後編)静六にしても公園の設計など初めてのことだったが、いつもの〝乃公出でずんば〟の精神を発揮して敢えて受けた。〝日本で最初の洋風公園〟というのも魅力的だった。 欧米で買い求めた公園設計書と東京市が作成していた最新案(東京市吏員五名案)を参考にしながら、一週間ほどかけて下図を作って提出した。明治三四年(一九〇一)三月のことである。 あくまでまだ下図段階だったが、松田市長から正

「無駄なもの」が自分を作っているかもしれない

こんにちは、ひふみラボ編集部赤池です。 突然ですが、皆さんは誰かに「それって無駄じゃない?」と言われた経験はありますか? 小学生の時に漫画を読んでいたら親に、 ぼーっとテレビを見ていたら家族に、 買い物に行って雑貨を見ていたら恋人に。 (ちなみに私はたくさんありました(笑)) さて、「無駄」は世間が言うほど悪者なのでしょうか? 「無駄」という言葉を辞書で引いてみると、 “役に立たないこと。それをしただけのかいがないこと。また、そのさま。無益。” と、ネガティブなワードが

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #46

前回はこちら↓ 【日比谷公園】 第四章 緑の力で国を支える (16) 日比谷公園(前編)日本の庭園の歴史は古い。 時の権力者の邸宅には立派な庭園が造られ、飛鳥時代にすでに噴水が作られていたことも知られている。江戸時代には大名たちが競って優雅な回遊式庭園を作庭した。水戸の偕楽園や仙台の桜の馬場のように、庶民に開放された庭園もなくはなかったが、基本的には大名や貴族たちが楽しむ場であった。 はじめて〝公園〟という言葉が使われるようになったのは、明治六年(一八七三)一月一五日に公

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #45

前回はこちら↓ 【現在の緑あふれる六甲山】 第四章 緑の力で国を支える (15) 赤松亡国論アカマツしか残っていなかった六甲の惨憺たる様子は、彼に強い衝撃を与えた。 そして明治三三年(一九〇〇)、『東洋学芸雑誌』第二三〇号に「我国地力ノ衰弱ト赤松」という題名で論文を発表する。 静六の博士論文『日本森林植物帯論』の温帯林の説明の中に、すでに〝赤松林の跋扈(ばっこ)〟という表現がある。従来からアカマツは危険なサインだと思っていたが、六甲の惨状を見てそれが確信に変わったのだ。