ひふみラボ note

投資信託「ひふみ」を運用するレオス・キャピタルワークスの公式noteです。ちょっととっつきにくいと思われがちな「投資」のこと、「お金」のこと。本当の楽しさ、おもしろさを伝えたくて、あれこれ研究していきます。金融商品取引法に基づく表示等 https://bit.ly/2On4z9V

ひふみラボ note

投資信託「ひふみ」を運用するレオス・キャピタルワークスの公式noteです。ちょっととっつきにくいと思われがちな「投資」のこと、「お金」のこと。本当の楽しさ、おもしろさを伝えたくて、あれこれ研究していきます。金融商品取引法に基づく表示等 https://bit.ly/2On4z9V

リンク

ウィジェット

  • 商品画像

    投資家と考える10歳からのお金の話

    レオス・キャピタルワークス株式会社 ひふみ金融経済教育ラボ,遠田 おと,伊藤 和人(seesaw.)

記事一覧

【北康利連載】二宮尊徳~世界に誇るべき偉人の生涯~ #13

【北康利連載】二宮尊徳~世界に誇るべき偉人の生涯~ #12

私たちは、もっと「お金」の話がしたい―ファンドマネージャーはお金とどう向き合うか―

【北康利連載】二宮尊徳~世界に誇るべき偉人の生涯~ #11

私たちは、もっと「お金」の話がしたいー働くこととお金のポジティブな関係とはー

【北康利連載】二宮尊徳~世界に誇るべき偉人の生涯~ #10

【北康利連載】二宮尊徳~世界に誇るべき偉人の生涯~ #13

前回はこちら↓ 第一三回 すべての商売は、売りて喜び、買いて喜ぶようにすべし二宮金次郎は生涯、工夫し、考え続けた人である。 畑の草取りをする時であっても工夫を凝らした。 普通、誰しも一番草が伸びているところから刈りたくなるものである。だが彼はそうしなかった。一番茂っている場所は日数がかかる。するとその間に別の場所の草が育ってきてしまい、除草する手間が増える。 そこでむしろ簡単に除草できるところから取りかかり、一番伸びているところは後回しにする。一度きれいにしたところに伸びた

【北康利連載】二宮尊徳~世界に誇るべき偉人の生涯~ #12

前回はこちら↓ 第一二回 犠牲を払いながらの生家再興  生家を再興するべく必死に頑張っていた金次郎のもとに悲しい報せが届く。 文化四(一八〇七)年、川久保家に預かってもらっていた富次郎が息を引き取ったというのだ。まだ七歳という幼さであった。 (早く引き取りに行ってやれば、こんなことには…。母上がご存命なら、どれほど悲しがられたことだろう) 申し訳ない思いで一杯になり、富次郎の分まで懸命に生きようと心に誓った。 この頃、川久保家に一人残され不安な日々を送っていた友吉から、窮

私たちは、もっと「お金」の話がしたい―ファンドマネージャーはお金とどう向き合うか―

2024年2月に出版した書籍『投資家と考える10歳からのお金の話』を題材に、前回はお金の持つポジティブな可能性を知り、お金との付き合い方を学ぶ意義について書きました。 普段の生活で目にするお金の額は、人によって様々だと思います。私は子どもの頃、数百円のお小遣いを持って本屋さんに行くのが嬉しかった記憶があります。社会人になると目にするお金の金額がかわってきます。働いていると、会社や事業で扱う金額が数百万、数千万円になることも珍しくありません。 レオスでは多くのお客様から1兆円

【北康利連載】二宮尊徳~世界に誇るべき偉人の生涯~ #11

前回はこちら↓ 第一一回 「積小為大」開眼農家の一大行事はなんと言っても田植えである。 例年この時期になると周囲の村人の協力も得て、苗代(なわしろ)で育てた苗を、田植え歌を歌いながらリズミカルに植えていく。農作業でありながら一種のリクリエーションであり、人々の表情も明るい。 だが金次郎は田植えの際に出る「捨て苗」のことがいつも気になっていた。 (もったいない…) 稲は間隔を狭めて植えるとかえって収穫量が減ってしまう。少し苗が余るくらいの数を苗代で作るのが合理的だったのだが

私たちは、もっと「お金」の話がしたいー働くこととお金のポジティブな関係とはー

2024年2月に出版した書籍『投資家と考える10歳からのお金の話』を題材に、前回はレオスメンバーが投資教育について考えていることや、自身のお金観についてお話しました。 今回は、働いてお金を稼ぐことや「投資文化」について聞いてみたいと思います。 (聞き手:レオス・キャピタルワークス株式会社マーケティング部/長尾) 働くこととお金のポジティブな関係 ―この本では、働くことやお金を稼ぐことについての章を設けています。働くのが楽しくてワクワクすることだと伝えたいからです。そこに

【北康利連載】二宮尊徳~世界に誇るべき偉人の生涯~ #10

前回はこちら↓ 第一〇回 禁じられた夜の読書江戸時代というのは互助制度のしっかりした時代だった。 「五人組」という隣保(りんぽ)があり、相互扶助と治安維持に力を発揮した。この組織は戦時中、「隣組」として復活し、現在の自治会や民生委員のルーツとなっている。 金次郎のところのように困窮した者は、この五人組と親戚たちが相談して今後の方針を決める習わしだった。 話し合いの結果、幼い二人の弟は母の実家に預かってもらうことになった。 母に焼香もさせてくれず死のきっかけともなったあの川