ひふみラボ note

投資信託「ひふみ」を運用するレオス・キャピタルワークスの公式noteです。ちょっととっ…

ひふみラボ note

投資信託「ひふみ」を運用するレオス・キャピタルワークスの公式noteです。ちょっととっつきにくいと思われがちな「投資」のこと、「お金」のこと。本当の楽しさ、おもしろさを伝えたくて、あれこれ研究していきます。金融商品取引法に基づく表示等 https://bit.ly/2On4z9V

記事一覧

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #40

前回はこちら↓ 【緑に溢れる現在の大菩薩嶺】 第四章 緑の力で国を支える (10) 東京の水道事業と奥多摩水源林(後編)水源林予定地は手に入った。 明治三六年(一九〇…

グランプリ発表間近!メンターが見た高校生起業家たち

こんにちは、ひふみラボ編集部です。 気が付けば2021年もあと少しとなりました。年(歳?)を重ねるにつれて、時間の流れが早く感じるようになったのは私だけでしょうか。…

秀吉を天下人にしたのは「見えない資産」だった?

「偉人たちの投資のツボ」の第3回目です。 前回までの記事をご覧下さった方、ありがとうございました。 今回は、天下統一を成し遂げた豊臣秀吉の「投資のツボ」を探ります…

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #39

前回はこちら↓ 【荒廃していた奥多摩の山々】 第四章 緑の力で国を支える (9) 東京の水道事業と奥多摩水源林(前編)東京の水道の歴史は江戸時代にさかのぼり、〝上水…

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #38

前回はこちら↓ 【足尾銅山】 第四章 緑の力で国を支える (8) 足尾銅山鉱毒事件明治日本の急速な経済発展は、社会に大きなひずみをもたらしはじめていた。 その一つが公…

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #37

前回はこちら↓ 第四章 緑の力で国を支える (7) 木曽山林学校明治三三年(一九〇〇)、静六はようやく教授に昇格する。 帝国大学農科大学林学科の陣容は第一講座(森林利…

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #40

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #40

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【緑に溢れる現在の大菩薩嶺】

第四章 緑の力で国を支える (10)
東京の水道事業と奥多摩水源林(後編)水源林予定地は手に入った。
明治三六年(一九〇三)、まずは多摩川源流の泉水谷(いずみたに)(山梨県丹波山村)に派出所を設け、はげ山(無立木地)となっている周辺一帯に針葉樹を植栽していく計画を立てた。
このあたりの地質は風化した花崗岩で地味がやせ、海抜一二〇〇メートル以上の厳し

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グランプリ発表間近!メンターが見た高校生起業家たち

グランプリ発表間近!メンターが見た高校生起業家たち

こんにちは、ひふみラボ編集部です。

気が付けば2021年もあと少しとなりました。年(歳?)を重ねるにつれて、時間の流れが早く感じるようになったのは私だけでしょうか。皆さんにとって、2021年度はどんな1年になりましたか?

さて、前回ご紹介した高校生模擬起業グランプリ「リアビズ」について第2回目をお伝えします。

↓前回の記事はこちらから

全チームが11月に商品の販売を終了し、企業活動の締めと

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秀吉を天下人にしたのは「見えない資産」だった?

秀吉を天下人にしたのは「見えない資産」だった?

「偉人たちの投資のツボ」の第3回目です。
前回までの記事をご覧下さった方、ありがとうございました。

今回は、天下統一を成し遂げた豊臣秀吉の「投資のツボ」を探ります。

先日、レオスが運営するYouTubeチャンネル『お金のまなびば!』にこんな動画をアップしました。

この動画では、仕事でチャンスをつかむにはスキルや人脈づくりなどの「見えない資産」が大切であるということをお伝えしているのですが、今

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【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #39

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #39

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【荒廃していた奥多摩の山々】

第四章 緑の力で国を支える (9)
東京の水道事業と奥多摩水源林(前編)東京の水道の歴史は江戸時代にさかのぼり、〝上水の水で産湯をつかい〟というのが江戸っ子の決まり文句だった。当然のことながら現在のように鋳鉄管で給水されていたはずもなく、〝上水〟とは玉川上水のような人工的な水路のことであり、江戸市内に入ったところで一部木管が使われた。
しかもそれは

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【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #38

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #38

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【足尾銅山】

第四章 緑の力で国を支える (8)
足尾銅山鉱毒事件明治日本の急速な経済発展は、社会に大きなひずみをもたらしはじめていた。
その一つが公害問題である。ほとんど規制のなかった当時、工場による空気汚染や河川汚染が進んだが、殖産興業を優先する政府は目をつむる傾向があった。
だが、ついに無視し得ない事態が出来する。それがわが国の歴史上最初の公害問題とされる足尾銅山鉱毒事件

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【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #37

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #37

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第四章 緑の力で国を支える (7)
木曽山林学校明治三三年(一九〇〇)、静六はようやく教授に昇格する。
帝国大学農科大学林学科の陣容は第一講座(森林利用学)の初代教授が河合鈰太郎、第二講座(造林学)初代教授が本多静六、第三講座(林政学)初代教授が川瀬善太郎と、すべて同級生が占めることとなった。
助教授就任から教授就任まで八年もかかったのはこの陣立てを整えるためだったとも言えるが、

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