ひふみラボ note

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投資信託「ひふみ」を運用するレオス・キャピタルワークスの公式noteです。ちょっととっつきにくいと思われがちな「投資」のこと、「お金」のこと。本当の楽しさ、おもしろさを伝えたくて、あれこれ研究していきます。金融商品取引法に基づく表示等 https://bit.ly/2On4z9V

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    投資家と考える10歳からのお金の話

    レオス・キャピタルワークス株式会社 ひふみ金融経済教育ラボ,遠田 おと,伊藤 和人(seesaw.)

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【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #35

前回はこちら↓                        第四章 緑の力で国を支える (5) わが国初の大学演習林(後編)所有権の引き継ぎ事務からはじまって、山林…

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #34

前回はこちら↓ 【清澄寺の千年杉】 第四章 緑の力で国を支える (4) わが国初の大学演習林(前編)帝国大学農科大学は、明治三〇年(一八九七)に東京帝国大学農科大学…

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #33

前回はこちら↓ 第四章 緑の力で国を支える (3) わが国初の防雪林静六がドイツ留学から帰ってきた時、何人もの人が祝いの席を設けてくれたが、郷土の偉人渋沢栄一もその…

「若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝」著者・レオスメンバー座談会 (3)

前回(第2回座談会)はこちら↓ ================================== 本編――今回も第3回座談会にご参加いただきましてありがとうござ…

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #32

前回はこちら↓ 第四章 緑の力で国を支える (2) 山林王・土倉庄三郎(後編)土倉は自分のノウハウを隠さず、むしろ積極的に世に広めようとした。 明治二三年(一八九〇)…

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #35

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #35

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第四章 緑の力で国を支える (5)
わが国初の大学演習林(後編)所有権の引き継ぎ事務からはじまって、山林の維持管理の一切を請け負うと決めた静六は、明治二八年(一八九五)四月四日、植林に着手した。
授業の一環として、農科大学林学科の二年生(本科・乙科)二〇数名を引き連れ、六日間にわたる〝造林実習〟に向かったのだ。
無償で譲られた土地には

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【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #34

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【清澄寺の千年杉】

第四章 緑の力で国を支える (4)
わが国初の大学演習林(前編)帝国大学農科大学は、明治三〇年(一八九七)に東京帝国大学農科大学、大正八年(一九一九)に東京帝国大学農学部と改称していく。
だが昭和一〇年(一九三五)に第一高等学校と校地交換して本郷に移るまで、ずっと現在、東京大学駒場キャンパスのある場所にあった。
それはこのあたりが東京では田舎であり、農場が確

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【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #33

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #33

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第四章 緑の力で国を支える (3)
わが国初の防雪林静六がドイツ留学から帰ってきた時、何人もの人が祝いの席を設けてくれたが、郷土の偉人渋沢栄一もその一人だった。
同郷とはいえ、普通なら近づくこともできない相手だが、晴れて帝国大学農科大学助教授に就任した静六は、一気に上流階級の仲間入りをしていたのである。
その席で渋沢は土産話を所望した。当時は海外からの情報は少ない。それを聞くこと

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「若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝」著者・レオスメンバー座談会 (3)

「若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝」著者・レオスメンバー座談会 (3)

前回(第2回座談会)はこちら↓

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本編――今回も第3回座談会にご参加いただきましてありがとうございます。参加者は前回と同じく本連載の作者である北康利先生、レオス・キャピタルワークス株式戦略部のシニア・ファンドマネージャー八尾 尚志、シニア・アナリスト小野 頌太郎の3名でお送りいたします。

早速ですが、第三章後半の29話では、

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【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #32

【北康利連載】若者よ、人生に投資せよ 本多静六伝 #32

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第四章 緑の力で国を支える (2)
山林王・土倉庄三郎(後編)土倉は自分のノウハウを隠さず、むしろ積極的に世に広めようとした。
明治二三年(一八九〇)の第三回内国博覧会には長さ約六〇メートルもの筏の現物を出品。林業こそ富国強兵の鍵だと訴えた。
天竜川の治水に取り組んだ金原明善(きんぱらめいぜん)を指導したことでも知られる。
金原は安間(あんま)村(現在の浜松市)の名主だったが、氾

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