ひふみラボ note

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投資信託「ひふみ」を運用するレオス・キャピタルワークスの公式noteです。ちょっととっつきにくいと思われがちな「投資」のこと、「お金」のこと。本当の楽しさ、おもしろさを伝えたくて、あれこれ研究していきます。金融商品取引法に基づく表示等 https://bit.ly/2On4z9V

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    投資家と考える10歳からのお金の話

    レオス・キャピタルワークス株式会社 ひふみ金融経済教育ラボ,遠田 おと,伊藤 和人(seesaw.)

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【北康利連載】二宮尊徳~世界に誇るべき偉人の生涯~ #05

前回はこちら↓ 第五回 酒匂川の洪水金次郎が生まれた頃の二宮家は、二町三反(一町は約一ヘクタール)の田畑を持つ、そこそこ裕福な農家であった。 祖父銀右衛門の兄万…

初開催!オフィスでご家族やご友人と過ごす「レオスFamily&Friends day」

こんにちは、ひふみラボ編集部です。 3月20日にレオスで初めての「Family&Friends day」を開催いたしました! 2023年10月にオフィスをリニューアルしたこともあって、レ…

【北康利連載】二宮尊徳~世界に誇るべき偉人の生涯~ #04

前回はこちら↓ 第四回 暴れ川と飢饉との戦い金次郎が生まれた天明七年という年は、十一代将軍徳川家斉(いえなり)が就任し、前年に罷免になった田沼意次(たむらおきつぐ)…

【北康利連載】二宮尊徳~世界に誇るべき偉人の生涯~ #03

前回はこちら↓ 第三回 二宮金〝治〟郎誕生二宮金次郎は天明七(一七八七)年七月二三日の朝、小田原藩の相模国足柄上郡栢山(かやま)村(現在の神奈川県小田原市栢山)で…

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【叡王戦レポート】将棋を愛する人たちにレオス社員が勇気をもらった1日

 レオスが特別協賛を務める第9期叡王戦五番勝負が4/7(日)にはじまりました。  藤井聡太叡王に対し挑戦者となったのは同学年の伊藤匠七段、竜王戦、棋王戦に続く藤井八…

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【北康利連載】二宮尊徳~世界に誇るべき偉人の生涯~ #02

前回はこちら↓ 第二回 ねじ曲げられた真実明治維新後、彼の評価は一転する。 富国強兵殖産興業の大号令がかかったこともあって、急にもてはやされ始めたのだ。 農商務大…

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【北康利連載】二宮尊徳~世界に誇るべき偉人の生涯~ #05

【北康利連載】二宮尊徳~世界に誇るべき偉人の生涯~ #05

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第五回 酒匂川の洪水金次郎が生まれた頃の二宮家は、二町三反(一町は約一ヘクタール)の田畑を持つ、そこそこ裕福な農家であった。
祖父銀右衛門の兄万兵衛(まんべえ)(当主は代々万兵衛を名乗った)は栢山(かやま)村の組頭を務めるほどのやり手であったが、分家させてもらった弟の銀右衛門も兄同様才覚があり、質素倹約に努め、少しずつ田畑を買い集めて一財産を築いた。
そして生涯結婚しなかった銀右

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初開催!オフィスでご家族やご友人と過ごす「レオスFamily&Friends day」

初開催!オフィスでご家族やご友人と過ごす「レオスFamily&Friends day」

こんにちは、ひふみラボ編集部です。

3月20日にレオスで初めての「Family&Friends day」を開催いたしました!

2023年10月にオフィスをリニューアルしたこともあって、レオスメンバーのご家族やご友人を招待し、こだわりのある空間で素晴らしい仲間と働いている様子を見学・体験してもらう機会をつくりました。

今回は、「Family&Friends day」の主担当を務めた広報部の池田

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【北康利連載】二宮尊徳~世界に誇るべき偉人の生涯~ #04

【北康利連載】二宮尊徳~世界に誇るべき偉人の生涯~ #04

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第四回 暴れ川と飢饉との戦い金次郎が生まれた天明七年という年は、十一代将軍徳川家斉(いえなり)が就任し、前年に罷免になった田沼意次(たむらおきつぐ)に代わって松平定信(まつひらさだのぶ)が幕政の立て直しに着手している。いわゆる寛政の改革である。幕政が順調なら改革など不要なわけで、度重なる飢饉の前にはなすすべがなかった。金次郎が生きた時代は、幕藩体制が次第に揺らいでいく過程でもあっ

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【北康利連載】二宮尊徳~世界に誇るべき偉人の生涯~ #03

【北康利連載】二宮尊徳~世界に誇るべき偉人の生涯~ #03

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第三回 二宮金〝治〟郎誕生二宮金次郎は天明七(一七八七)年七月二三日の朝、小田原藩の相模国足柄上郡栢山(かやま)村(現在の神奈川県小田原市栢山)で、父二宮利右衛門、母好(よし)(以下よし)の長男として生まれた。傑物であった祖父銀右衛門を越えるようにと、金治郎と名付けられた(先述した通り、この後は金次郎とする)。

よしの旧姓は川久保。足柄上郡曽我別所村組頭(そがべっしょくみがしら

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【叡王戦レポート】将棋を愛する人たちにレオス社員が勇気をもらった1日

【叡王戦レポート】将棋を愛する人たちにレオス社員が勇気をもらった1日

 レオスが特別協賛を務める第9期叡王戦五番勝負が4/7(日)にはじまりました。
 藤井聡太叡王に対し挑戦者となったのは同学年の伊藤匠七段、竜王戦、棋王戦に続く藤井八冠への挑戦となります。

両対局者の将棋への純粋な想い

 対局前日の夜は関係者での食事会が行なわれ、そこでは藤井叡王、伊藤七段による挨拶の場も設けられています。お二人とも21歳とは思えない堂々としたお話しぶりでしたが、特に印象に残った

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【北康利連載】二宮尊徳~世界に誇るべき偉人の生涯~ #02

【北康利連載】二宮尊徳~世界に誇るべき偉人の生涯~ #02

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第二回 ねじ曲げられた真実明治維新後、彼の評価は一転する。
富国強兵殖産興業の大号令がかかったこともあって、急にもてはやされ始めたのだ。
農商務大臣の井上(いのうえ)馨(かおる)は、何かというと二宮尊徳を引き合いに出して持ち上げた。盟友だった渋沢栄一が尊徳のことをことのほか尊敬していたからである。修身の教科書にも登場するようになり、全国に彼の銅像が建てられ、多くの人々からの崇敬を

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